東金市議会 > 2020-03-03 >
03月03日-02号

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  1. 東金市議会 2020-03-03
    03月03日-02号


    取得元: 東金市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-24
    令和 2年  3月 定例会(第1回) 令和2年第1回(3月)東金市議会定例会 市政に関する一般質問通告一覧表通告No.大項目要旨(中項目・小項目)通告者11一般行政について(1)総合計画の策定について  ①総合計画の進捗状況について  ②第3次総合計画と次期総合計画の違いについて  ③市民の意見の集約について  ④今後の予定について (2)令和2年度予算について  ①予算編成における基本的姿勢について  [関連質問要旨](清宮議員)   ①台風被害の来年度の予算と補正額について   ②農業の復旧・復興に向けての支援策について  ②財政調整基金について(新生みらい) 代表質問者 9.相京邦彦 関連質問者 6.土肥紀英 12.清宮利男 16.石田 明 18.宍倉敬文2農林行政について(1)農業施策について  ①基盤整備の状況と今後の進め方について  [関連質問要旨](石田議員)
      ①農地の貸借の現状について   ②今後の基盤整備の方向性について (2)みのりの郷東金について  ①みのりの郷東金の来場者数の状況について  [関連質問要旨](石田議員)   ①みのりの郷東金の改善について3建設行政について(1)市道の適正な維持管理について  ①市道の維持管理について  [関連質問要旨](宍倉議員)   ①市道の適正な管理について4医療行政について(1)東千葉メディカルセンターについて  ①東千葉メディカルセンターの運営について  [関連質問要旨](宍倉議員)   ①患者サービスの向上について  [関連質問要旨](石田議員)   ②3次救急医療の提供に係る千葉県の負担について   ③メディカルセンターの経営状況の広報について  [関連質問要旨](土肥議員)   ④アメニティ棟について   ⑤各種委託業務について (2)看護師の確保について  ①看護師修学資金について5教育行政について(1)文化財の活用について  ①次期総合計画における文化財の位置づけについて  ②文化財保存活用地域計画について  ③文化財保管庫の利用状況について  ④市内の文化財の所在調査とその活用について (2)登下校時の安全対策について  ①子ども110番の家について (3)いじめ問題について  ①いじめ対策について  [関連質問要旨](清宮議員)   ①きずなカードについて21一般行政について(1)令和2年度東金市一般会計予算について  ①財政健全化(財政指標)と予算について  ②新規事業、既存事業の増と事業縮小・廃止について  ③市税の動向について (2)次期総合計画について  ①スケジュールについて  ②2回の地区別懇談会について  ③基本的考え方及び市長の「改革・前進」、「ポテンシャル」の反映について(社会民主党) 15.水口 剛2防災行政について(1)令和元年台風(15、19、21号)の被害に係わる被災者支援の進捗状況について  ①被災者支援の進捗状況について3医療行政について(1)地域医療について  ①医療費の抑制と医療行政について (2)東千葉メディカルセンターについて  ①地域(2次保健医療圏)で支える東千葉メディカルセンターの県の方針について  ②一般会計と東千葉メディカルセンター事業について  ③抜本的改善の認識と判断について31福祉行政について(1)高齢者施策について  ①健康寿命の延伸に向けた取り組みについて  ②ロコモ体操の普及について  ③高齢者のごみ出し支援について (2)市長の目指す千葉県子育て環境ナンバーワンについて  ①子育てアプリについて  ②産後ケアについて  ③東千葉メディカルセンターでの出産について  ④幼稚園の預かり保育について  ⑤幼稚園の給食について (3)感染症対策について  ①新型コロナウイルス感染症について(蒼政会) 2.中村美恵2一般行政について(1)多文化共生について  ①外国人相談窓口について  ②城西国際大学の留学生について41一般行政について(1)源小学校跡地活用について  ①跡地活用の考え方について  ②利活用の事例について  ③跡地に対する市長の考えについて (2)消防防災について  ①消防団の現状について  ②消防団と自主防災組織との連携について(蒼政会) 3.宮沢敬人2農林行政について(1)農業施策について  ①台風15号による被害状況と対応について  ②有害鳥獣駆除について3福祉行政について(1)地域包括ケアシステムの推進について  ①生活支援コーディネーターについて  ②地域における外出支援の取り組みについて  ③今後の展開について (2)あんしん電話事業について  ①あんしん電話事業の加入状況等について  ②あんしん電話の利用促進に向けた取り組みについて51一般行政について(1)移住定住の取り組みについて  ①人口の推移について  ②その取り組みについて(蒼政会) 5.伊藤博幸2産業振興行政について(1)企業誘致について  ①企業誘致の取り組みについて (2)創業・起業について  ①「とうがね週末創業塾」について  ②空き店舗の活用について (3)雇用の創出について  ①「地元企業お仕事フェア」について3福祉行政について(1)高齢者の家族支援について  ①現状の取り組みについて  ②「認知症サポーター養成講座」について  ③「家族介護教室」について (2)児童虐待について  ①「児童虐待防止のための活動指針」について4教育行政について(1)防災教育について  ①小中学校における防災教育の取り組みについて61教育行政について(1)長期休暇中の預かり保育について  ①計画通りの運営と利用者の状況について  ②今後の計画について(公明党) 1.布施満明2一般行政について(1)踏み間違え安全装置の補助について  ①サポカー助成金の本市の取り組み状況について  ②県への働きかけと今後の対応について (2)消防団維持活動について  ①将来的な消防団の維持活動について  ②機能別消防団員の増員について  ③消防団の処遇改善について (3)都市計画について  ①都市計画マスタープランの策定状況について  ②土地利用について
     ③市長の構想について3農業行政について(1)コメ農家の所得向上について  ①主食用米の作付け状況について  ②作付け目安の達成など今後の対応について71福祉行政について(1)介護保険制度について  ①介護認定者数について  ②介護サービス利用率について  ③保険者機能強化推進交付金について  ④介護保険料の減免について  ⑤第8期介護保険料の算定について(日本共産党) 11.櫻田あや子2教育行政について(1)就学援助制度について  ①就学援助率について  ②申請書配布について  ③支給内容の拡充について (2)教職員の「1年単位の変形労働時間制」について  ①「変形労働時間制」の内容について  ②導入による問題点について3交通行政について(1)乗合タクシーについて  ①予約不成立の解消について  ②市外運行について81教育行政について(1)不登校児童生徒対策について  ①小中学校別不登校児童生徒数について  ②不登校児童生徒対策について   (未然の対策と実際の児童生徒への対応を区別して)   ア.学校での取り組みについて   イ.学校教育課の取り組みについて   ウ.東上総教育事務所の取り組みについて   エ.生涯学習課の取り組みについて   オ.教職員研修「希望の登校、満足の下校」の実践について  ③各機関との連携について   ア.連携の内容について   イ.情報の共有について  ④取り組みの成果と今後の対策について   ア.取り組みの成果について   イ.今後の対策について(蒼政会) 10.佐久間治行2一般行政について(1)地域振興について  ①持続可能な地域づくりについて3観光行政について(1)体験型・着地型観光整備について  ①市内の資源について  ②今後の整備計画について  ③集客見込み人数について  ④農政課との連携について (2)インバウンドについて  ①市としての基本的な考え方について  ②市としての受け入れ体制について  ③地域連携の取り組みについて91医療行政について(1)国民健康保険制度について  ①国保税の引き下げについて  ②子どもの均等割(一人あたり)減免による国保税の引き下げについて  ③資格証明書の発行中止について (2)東千葉メディカルセンターについて  ①千葉県との運営について(日本共産党) 13.前田京子2交通行政について(1)市内公共交通について  ①市内公共交通の改善策について   ア.JR東金線の利便性について   イ.市内循環バスの運行路線拡充について   ウ.市内循環バスの運賃値上げ中止について3環境行政について(1)太陽光発電について  ①地域環境と調和のとれた太陽光発電普及のための市条例の制定について101一般行政について(1)防災施策について  ①東金市防災会議について  ②女性の視点からの防災ブックの作成について  ③避難所のトイレ整備について  ④液体ミルクの周知及び備蓄について  ⑤災害時協力井戸について  ⑥家族防災の日について  ⑦消防団協力事業所について (2)多文化共生のまちづくりについて  ①施策の取り組み状況について  ②計画的な多文化共生施策の推進について  ③外国人向けの総合窓口について  ④災害時における外国人への対応について (3)東京2020大会について  ①オリパラに向けたこれまでの取り組みについて  ②市長から子供たち、市民に向けて伝えたいメッセージは(公明党) 14.佐竹真知子2保健行政について(1)風疹ワクチンについて  ①接種率について  ②風疹の抗体検査の受診率向上について (2)新型コロナウイルス感染症対策について  ①対策本部について  ②行事・イベントの開催見直しについて  ③学校での対応について  ④市役所庁舎での職員の対応について  ⑤感染症指定医療機関について3教育行政について(1)成人式について  ①参加状況について  ②工夫している点について  ③思い出に残る成人式とするために 議事日程(第2号)                      令和2年3月3日(火曜日)第1 会議録署名議員の指名第2 市政に関する一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員  20名 1番 布施満明    2番 中村美恵    3番 宮沢敬人 5番 伊藤博幸    6番 土肥紀英    7番 坂本賀一 8番 上野高志    9番 相京邦彦   10番 佐久間治行11番 櫻田あや子  12番 清宮利男   13番 前田京子14番 佐竹真知子  15番 水口 剛   16番 石田 明17番 小倉治夫   19番 塚瀬一夫   20番 渡辺直樹21番 石崎公一   22番 宮山 博欠席議員  2名 4番 前嶋靖英   18番 宍倉敬文---------------------------------------議案説明のための出席者 市長        鹿間陸郎   財政課長      関 弘文 副市長       井上一雄   社会福祉課長    緇莊裕之 教育長       飯田秀一   農政課長      神山英雄 企画政策部長    石渡淳一   建設課長      土屋和弘 医療担当部長    長尾泰正   教育総務課長    井坂 靖 企画政策部参事   鈴木 聡 総務部長      鈴木幸一 総務部参事     鴇田義弘 市民福祉部長    酒井良和 経済環境部長    青木 憲 都市建設部長    岡澤 茂 教育部長      醍醐義幸 会計管理者     石橋浩幸---------------------------------------会議の事務職員は次のとおり 事務局長      飛田和雄   次長        白鳥幹男 書記        林 裕一   書記        足立純一---------------------------------------          午前10時00分 開議 ○議長(小倉治夫君) おはようございます。 欠席、遅刻の届出がございましたので、ご報告いたします。 前嶋議員、宍倉議員欠席、石田議員遅刻、以上であります。 ただいまの出席議員は19人であります。 定足数に達しております。 これより本日の会議を開きます。 日程第1、会議録署名議員の指名でありますが、会議規則第79条の規定により、1番布施議員、2番中村議員を指名いたします。 日程第2、市政に関する一般質問を行います。 このまま休憩します。          午前10時01分 休憩          午前10時02分 再開 ○議長(小倉治夫君) 再開します。 通告1番、新生みらい、相京議員の代表質問を許します。 相京議員。     [9番 相京邦彦君 登壇] ◆9番(相京邦彦君) おはようございます。議長のお許しを頂きましたので、市政に対する一般質問をさせていただきます。 オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、日本中が落ち着かない日々を過ごしております。ここに来て新型コロナウイルスによる異常な状態にも陥っている状態であります。一刻も早く日常生活に戻れることを祈っております。 私どもも市議会議員としての任期が残り約1年に迫ってきております。来年度予算を審議する今定例会は今任期の仕上げの年と言えると思います。次の世代に引き継げる、胸を張って引き継いでいける、そのような総合計画や都市計画、都市整備の作成など、重要な案件が生じてきております。それらのことを踏まえて、今回は次の項目について質問させていただきます。 大項目、一般行政について、中項目1、総合計画の策定について、中項目の2、令和2年度予算について、大項目の2、農林行政について中項目1、農業施策について、次が大項目の4、医療行政について、中項目の1、東千葉メディカルセンターについて、中項目の2、看護師の確保について、大項目の5、教育行政について、中項目1、文化財の活用について、中項目の2、登下校時の安全対策について、以上のことについて質問席より質問させていただきます。     [9番 相京邦彦君 質問席へ移動] ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) それでは、これから質問させていただきます。 まず、大項目の1、一般行政について、中項目1、総合計画の策定についてであります。小項目の1、総合計画の進捗状況についてお伺いいたします。 まず、次期総合計画の策定の進捗状況はどうなっているのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡企画政策部長。 ◎企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 次期総合計画策定作業の進捗状況につきまして、お答えさせていただきます。 昨年に実施いたしました地区別懇談会や市民アンケートなどで市民の皆様から頂いたご意見や現計画の達成状況等の各課ヒアリングを基に、次期総合計画の基本構想について体系案を作成いたしました。 体系案では、市のまちづくりに対する基本的な考えでございます「まちづくりの基本理念」や市が行う全ての施策を施策分野別に束ねた「まちづくりの柱」などを示しております。その体系案につきまして、1月後半から2月後半にかけまして、地区別懇談会で説明させていただき、ご意見を頂いたところでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 再質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) それでは、この計画を立てるに当たっての各地区の課題を精査したのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡企画政策部長。 ◎企画政策部長(石渡淳一君) 昨年度実施いたしました地区別懇談会で頂いたご意見や今年度実施した市民アンケートなどによりまして、各地区の課題について整理しているところでございます。 なお、次期総合計画において、「まちづくりの基礎・土台」といたしまして、「市民力・地域力・多様なコミュニティ力」を掲げ、今後のまちづくりには、より地域と行政の連携が必須となるものと考えております。そのため、地域とスムーズに連携していくためにも、各地区の課題についてさらに把握していく必要があると考えております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。 それでは、次の小項目の2、第3次総合計画と次期総合計画の違いについてお伺いいたします。 次期総合計画の目玉、例えば特徴であるとか、あるいはほかの周辺自治体と東金市との差別化、これらについてはどのようになっているのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡企画政策部長。 ◎企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 本市が周辺自治体に比べ高いポテンシャルを持っている点といたしましては、道路交通網、特に東金インターチェンジ付近周辺が千葉東金道路、圏央道、国道126号線の結節点である点や市内に総合大学などの各種教育機関が存在している点などでございます。次期総合計画におきましては、このような本市の持つポテンシャルを最大限に生かして、まちづくりを進めていくことを基本理念の一つとして掲げてまいります。 また、従来の行政運営の視点に加えまして、経営的視点を取り入れることが計画の特徴となると考えております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) それでは、現行の第3次総合計画と次の次期総合計画で大きく違う点は何なのか、お答えください。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡企画政策部長。 ◎企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 現行の第3次総合計画の策定時におきましては、人口増加を想定した計画でございましたが、次期総合計画におきましては、初めて人口が減少していくことを想定した計画となります。 その中で東金市が将来にわたって持続的に発展していくためには、従来の行政運営の視点に加え、経営的視点として、まず「稼ぎ」、その「稼ぎ」を投資することで発展を促す種をまき、さらなる「稼ぎ」につながるという好循環を生み出すことが必要であると考えております。 そこで、次期総合計画においては、「稼ぎ・貯める」戦略と「生かし・伸ばす」戦略を「とうがね10年の経営重点戦略」として、特に力を入れていく点として明確に示してまいります。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) この計画の中で各地区の高齢化が進む中で、自分で車を運転できない人たちがこれから増えてくるだろうということが想定できるわけですが、そういう観点から、市内の公共交通に対する考え方はどのようになっているのか、お伺いいたします。
    ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡企画政策部長。 ◎企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 人口減少社会に対応した住みよいまちづくりを進めるため、市民の生活を支える公共交通施策につきましては、次期総合計画へ移行した後も重要な施策でありまして、さらに充実させていかなければならないものであると考えております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。 そういうような観点で、次の質問ですが、通学バスとコミュニティバス、そして市内の公共交通の方向性はどのように考えておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡企画政策部長。 ◎企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 市の公共交通の在り方や方向性を示すために策定しております「東金市総合交通計画」の改定に令和2年度より着手させていただく準備を進めており、次期総合計画がスタートする令和3年度には改定作業を完了し、具体的な方向性についてお示しさせていただきたいと思います。 なお、改定作業に当たりましては、現在、国において進められております「地域公共交通活性化再生法」の改正の趣旨にのっとりまして、「まちづくりと連携した地域公共交通ネットワークの促進」の視点に「地域における輸送資源の総動員」の視点を加えまして、持続可能な公共交通サービスの提供が行えるよう、地域が一体となって取り組み、公共交通網の再編を目指し、さらには地域の公共交通に対するニーズにお応えできるよう取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) それでは、次の小項目の3、市民の意見の集約についてお伺いいたします。 今までどのような意見集約を行ってきたのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡企画政策部長。 ◎企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 市民からの意見集約につきましては、昨年度、各地区で地区別懇談会を開催し、東金市の「強み・弱み」、「将来像」についてご意見を頂きました。本年も1月より地区別懇談会を開催し、基本構想の体系案に対してのご意見を頂いたところでございます。 また、地区別懇談会にあまり参加のなかった若い世代の方からの意見を得るために、30歳未満の東金市に関係ある方を対象とした意見交換会や市内の三つの高等学校、城西国際大学においての意見交換会を実施しております。 そのほかに産業関係の方からのご意見として、商工会議所や農業振興会との意見交換会や広く意見を求めた市民アンケートも実施したところでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 各世代ごとの意見集約の実施回数、その内容についてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡企画政策部長。 ◎企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 まず、高校生につきましては、各学校ごとに1回目に総合計画と市の現状について説明を行い、各校で意見を整理した上で、2回目の意見交換を実施いたしました。参加人数は3校合わせまして600人でございました。また、城西国際大学の学生につきましては、1回意見交換を実施し、参加人数は40人でございました。また、30歳未満の東金市に関係ある方を対象とした意見交換会は1回実施いたしまして、12名の参加がございました。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 市内での開催については分かりました。 それでは、東金市外からの意見、市民以外からの意見聴取についてはどのように行ったのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡企画政策部長。 ◎企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 東金市外の方からのご意見といたしましては、高校生及び城西国際大学の学生との意見交換において、市外出身の方からご意見を頂きました。特に城西国際大学の学生におきましては、大多数が市外の出身の方の意見となっております。 また、昨年の7月から11月までの期間において、市民課窓口におきまして、東金市から転出する方、また東金市へ転入される方に対して、転出入の理由等のアンケートも実施したところでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 東金市に新しく転入していただける方、あるいは東金市に関心を持っている方が全国といいますか、多くいらっしゃるかなと思っています。そういう人たちからも意見をできるだけ集めていただいて、子育てができる、安心して住める地域、それが東金市なんだというようなことを積極的に組み入れるようなこの計画を立てていただければと思いますので、この辺の情報の収集、それについてはこれからも進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、今後の予定についてお伺いいたします。 今後、次期総合計画が策定されるまではどのようなスケジュールで行うのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡企画政策部長。 ◎企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 今後の策定スケジュールにつきましては、3月末に総合計画審議会に素案の諮問を行い、まず基本構想についての審議を進めていただきます。その後、7月頃を目途に答申を頂き、作成した基本構想案についてパブリックコメントを実施した上で、9月または12月議会に議案として上程する予定でございます。そこでご承認、議決を得ることで、令和3年4月から始まる基本構想として定められるということでございます。 また、基本計画につきましては、基本構想を総合計画審議会で審議いただくのと並行して、庁内でまとめてまいります。その後、基本構想と同様に総合計画審議会でご審議いただき、来年1月頃を目途に答申を受け、またパブリックコメントを経て、基本計画の策定作業を完了させたいと考えております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 基本計画が具体的なこれからの施策といいますか、それに出てくるかと思いますので、また基本計画のところについては、具体的にいろいろな市民の方たちのご意見を受けながら進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、中項目の2、令和2年度の予算について質問させていただきます。 まず、小項目の1、予算編成における基本的姿勢についてお伺いいたします。 令和2年度予算編成における基本的な姿勢についてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鹿間市長。 ◎市長(鹿間陸郎君) お答えいたします。 令和2年度の予算編成における基本的な姿勢といたしましては、まず令和元年度に相次いだ台風に伴う災害復旧や被災者支援、今後の災害への対策を行うとともに、「前進」であります「まちづくり、それを支える好循環」を強く意識しながら、市政運営の軸としております「市民とともに進める」、「未来へのバトン」、「配慮する社会」の三つの理念に基づきます六つのビジョン、「市民参加」、「子育て・教育環境の充実」、「地域産業と経済の活性化」、「住みやすいまち、便利さの向上」、「まち・ひとの安全」、「東千葉メディカルセンターの経営の健全化」の具体化等をさらに進めることを目指し、編成に取り組んだものでございます。 そして、改革前進の「改革」の一つであります財政基盤の立て直しによる財政運営の健全化と持続性の維持、確保を行うため、財政調整基金に頼らない予算編成に取り組んだところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 財政健全化については、ずっと取り組んできているという鹿間市長の当選してからのお考えかと思っておりますが、まだなかなか難しい状況が続いていると認識しています。しかし、その中でも「未来への投資」はやっていかなければいけないと私は思っております。 令和2年度予算において、そのような「未来への投資」はどのような事業があるのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 令和2年度予算におきましては、引き続き財政健全化への取組を進めてまいりますけれども、歳出の抑制を続けることによりまして、将来の活力を失うことがあってはなりませんので、「未来への投資」とのバランスを考慮しながら財政運営を行ってまいります。 令和2年度予算における「未来への投資」といたしましては、「子育てアプリ」や「訪問型産後ケア事業」、「校務支援システム」導入などの子育て環境、教育環境の整備、また河川改修や道路改良及び舗装、補修などのインフラの保全、あるいは整備、また水田農業等推進事業やみのりの郷東金駐車場拡張工事などの産業振興に取り組むものとなっております。また、既存企業の再投資支援制度の創設や企業誘致の奨励金の拡充など、まちづくりの好循環に資する事業の制度設計に向けた取組も進めようとするものでございます。 加えまして、「未来に備えた計画づくりの推進」といたしまして、本市の新しいビジョンを描く「次期総合計画」及び都市の将来像を明示し、実現のためのまちづくり方針を明らかにする「都市計画マスタープラン」の策定などを引き続き進めてまいるところでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) これについては、予算編成についての関連質問として清宮議員がこの後行いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、次に財政調整基金についての質問に移らせていただきます。 財政調整基金残高の推移について、平成時代の最高額と最低額、そして平成30年度末の残高についてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 平成におけます財政調整基金の残高の推移についてでございます。 最高額は平成9年度末の約49億7,000万円でございます。また、最低額は平成21年度末の約13億円でございます。 なお、平成30年度末の財政調整基金の残高につきましては、約13億4,700万円という状況でございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 平成9年度末が49億7,000万円、約50億円弱あったわけですけれども、これはもしかすると岡本市長の最後の年かなというような気がしますが、ちょっと確認は取れておりませんが、そんな時代があったようです。財政調整基金は多ければ多いほどよいというわけではありません。必要なときにはそれを取り崩してでも、市民のために使わなければいけないと、そんなふうに思っておりますので、これからもきちんと必要な額、あるいは不用といいますか、予算で残額となったものについては、きちっと財政調整基金のほうに繰り入れていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、次に大項目の2、農林行政について質問を移らせていただきます。 まず、中項目、農業施策について、小項目の1、基盤整備の状況と今後の進め方についてお伺いいたします。 本市の基盤整備の現状についてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 本市におけます水田の基盤整備は、主に昭和30年代を中心に行われました狭小な10アール区画が多く、効率的な農業経営の支障となっており、農業振興におけます重要な課題の一つと考えております。 また、近年におきましては、平成10年度から平成15年度にかけて行いました「東中島地区」以降、着手には至っていない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。 これに関しましては、後ほど石田議員のほうから関連質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、中項目の2、みのりの郷東金についての質問に移らせていただきます。 小項目の1、みのりの郷東金の来場者数の状況についてお伺いいたします。 みのりの郷東金は平成26年4月にオープンし、翌年の平成27年11月に千葉県内で27番目の道の駅としてオープンしました。その後、年々来場者が増えていると聞いておりますけれども、これらの来場者の状況についてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) みのりの郷東金の来場者数ということですので、観光地に関する重要統計で活用いたします観光入込客数にてお答え申し上げます。 産業交流拠点施設として平成26年にオープンし、この年は約21万人、翌平成27年が約38万人という状況でございましたが、平成27年11月の道の駅登録後は来場者も大幅に増加し、平成29年は72万7,112人、平成30年は73万5,167人、令和元年は天候不良や一連の台風被害がございましたが、71万650人という状況でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 来場者といいますか、増えてきているということはよく分かりました。また、それによって東金市全体としての市外からの方たちも増えているというように考えております。 それでは、2回目の質問ですけれども、令和元年は台風被害により来場者が減少したと聞いてもおります。特にレストランにおいては、台風の被害を受けたことにより、何日間の営業停止となって、売上げはどのくらいの影響を受けたのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 昨年の台風被害によります、みのりの郷東金のレストラン「とっチーノ」の被害状況でございますが、台風15号による影響で動力電源設備が故障したため、9月に19日間営業停止し、また、台風21号による大雨の影響で、10月にも1日営業停止となりました。 これらの災害の影響で、レストランの売上げは前年同月比で9月が約181万円の減額、10月が約70万円の減額という状況でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 台風という想定していなかったことが起きたということでありますけれども、1か月で181万円の減額だとかというのは、これは大変大きなことかなと思っておりますので、一刻も早く売上げの復活といいますか、それを祈っているのが私の考えであります。みのりの郷東金に関しましては、後ほど石田議員から関連質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、次に大項目の4、医療行政について質問をさせていただきます。 まず、中項目、東千葉メディカルセンターについて、小項目の1、東千葉メディカルセンターの運営について質問させていただきます。 宇野事務部長が県から派遣され、やっと県と太いパイプができたと思っておったところ、パイプ役であった事務部長が急逝したことについては、大変残念であります。県に対して後任の方の派遣を求めるなど、今後はどのように対応していくお考えなのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 東千葉メディカルセンターの経営の改善、安定化等に向けては、これまで前任の事務部長が取り組まれてきた案件をしっかりと引き継ぐとともに、県とのパイプ役を担っていただける人材の確保は重要な要素であると捉えておりまして、法人から県に対し、後任の方の派遣を依頼しているところでございます。設立団体といたしましても、同様の考えを持っているところでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 次に、2月3日付で議会事務局からファクスで「第1回東金市新型コロナウイルス感染症対策本部会議の開催について」といった件名の通知が各議員にあり、1月31日付で対策本部が立ち上がった旨の報告を受けたところであります。この対策本部はどのようなものなのか、まず内容についてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 東金市新型コロナウイルス感染症対策本部についてお答えいたします。 この対策本部は、新型コロナウイルス感染症の予防及び拡大防止等の対策を総合的に推進するため、1月31日に市長が決定され設置いたしまして、2月3日に第1回、2月18日に第2回、2月25日に第3回、昨日、3月2日に第4回の会議を開催しております。 本部のメンバーといたしましては、市長を本部長といたしまして、副本部長に副市長と教育長、本部員といたしまして、部長相当職、危機管理監を充てております。 会議の検討内容といたしましては、感染に係る状況の情報共有、市民への周知方法やその内容、各部署における業務の確認等、現段階でできる対応策、感染拡大防止のための集会・イベント等の対応に係る基本方針等について協議をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 市内で感染症の患者さんが発生した場合には、東金市としてはどのような対応をするのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 市内で感染者が発生した場合の対応についてお答えいたします。 まずは感染者が医療機関で検査を受けられ、山武保健所が検体を受け取りまして、千葉県衛生研究所へ運搬いたします。検査の結果、陽性と判断されますと、県が報道機関へのプレス発表をいたします。この発表に当たりましては、2月27日から居住地につきましては、郡市名まで公表されることになっておりまして、町村にあっては郡の単位で、市にあっては市の単位で公表されます。 また、本市の中学校・小学校・幼稚園・保育所に所属している子供が感染した場合には、保護者の同意を得た上で、山武保健所から市へ情報提供がなされますので、適切に対応してまいりたいと考えております。 これと同時に、山武保健所は疫学調査、具体的には行動経過、接触者の聞取り等を行うこととなりますが、当市におきましては、山武保健所の依頼により住居、勤務先の消毒など、適宜協力することとなっております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) それでは、次の質問ですが、山武長生夷隅保健医療圏における感染症医療機関について確認させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 山武長生夷隅保健医療圏における感染症指定医療機関についてお答えいたします。 感染症指定医療機関は、原則として一類感染症に対応する第一種感染症指定医療機関を県内に1か所、具体的には成田赤十字病院でございます。二類感染症に対応する第二種感染症指定医療機関につきましては、二次保健医療圏ごとに原則として1か所、開設者の同意を得た上で千葉県が指定することとなっておりまして、この山武長生夷隅保健医療圏では2か所が指定されているところでございます。 新型コロナウイルス感染症は二類感染症となり、山武長生夷隅保健医療圏では、芝山町の高根病院、いすみ市のいすみ医療センターで受入れが可能となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) それでは、山武長生夷隅保健医療圏において、陰圧室を有する医療機関があるのかどうか、あるいはどこにあるのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 陰圧室を有する医療機関についてお答えいたします。 山武長生夷隅保健医療圏内では、第二種感染症指定医療機関に指定されております高根病院及びいすみ医療センターの両施設ともに陰圧室が整備されておりまして、それぞれ4床ずつ受入れが可能となっているところでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 東千葉メディカルセンターにおいては、隔離室、それから隔離スペースといったものは確保されているのか、まずお伺いします。 それと、一緒に山武長生夷隅医療圏内の医療機関における状況はどのようになっているのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 現在、東千葉メディカルセンターにおきましては、外来診療時における感染症対策といたしまして、出入口を1か所に固定し、検温チェックを実施しており、仮に発熱が見られる場合には、一時的に閉鎖している休憩室や車中でお待ちいただくなどの対応を取っております。また、面会につきましても、原則禁止しているところでございます。 なお、新型コロナウイルス感染症に係る対応につきましては、山武郡市を管轄します山武保健所等の指示等に基づき対応しているところでございます。 また、山武長生夷隅保健医療圏内の医療機関の状況につきましては、把握しておりませんが、直轄する保健所の指示等に基づき対応が取られるものと思われます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。 今の答弁でもありましたけれども、管轄する保健所の指示等に基づいて対応するとなると思いますけれども、今後どのような形で市民の中から患者が発生するかは不明であります。市民に混乱と不安を起こすつもりはありませんけれども、東千葉メディカルセンター新型コロナウイルスの患者を受け入れる病室など、施設が整備されている病院になっているのか否かをお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 国からは、今後感染が拡大した場合には、いわゆる一般の医療機関においても、感染の疑いのある患者を受け入れるよう要請されておるところでございます。 なお、東千葉メディカルセンターにおきましては、患者を受け入れざるを得ない状況になった場合に、病院として可能な範囲で例えば動線を確保し、ほかの患者とは離れた病床などを活用したりすることによって、対応することになるかと思います。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。 次の質問ですが、既に東千葉メディカルセンターには新型コロナウイルスの患者が来院したときのためと思われる受付用テントと救急車が整備されておりますが、実際に来院されたときはどのように対応されるのか、お伺いします。また、来院したときに東金市にはどのように通報がされるのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 実際に患者が来院されたときということでございますけれども、先ほども答弁させていただきましたけれども、動線の確保、また離れた病床などを使うといったようなことで対応したいと考えております。 市に対しての通報ということでございますが、基本的には病院からの情報というのは、市に直接流れてくるということではなく、あくまでも国、または県の情報の規制というか、その指示によって情報を統制しているということでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 分かりました。内容が内容ですので、要するに県の指示ということは、この地域では山武保健所、こちらのほうからの指示ということになるかと思いますが、市民の方たちが不安になったり、あるいは混乱しないように、当局としてもきちんとした対応をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、時節柄であります先週の金曜日に、今週からの学校の休校というような事態が発生しております。そのようなことから、これは事前通告はしてありませんけれども、教育委員会に対して質問したいことが幾つかあります。質問できないところがあれば、その旨お伝えいただければと思います。 まず、3月2日の議会事務局からのお知らせによると、小・中学校及び幼稚園について、小・中学校は3月2日から24日までが休校ということであります。幼稚園については、保育困難な家庭は3月4日から登園受入れとのことであります。 そこで、お伺いいたしますが、幼稚園の給食等についてはどのようになるのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 幼稚園の給食の提供というご質問を頂きました。本市の幼稚園の給食につきましては、小学校との親子給食の方式を取っているという状況でございまして、小学校が休校措置に至ったという現状でありますので、給食の提供はできないと、ただしお弁当を持参していただくというような形で措置を取りたいと考えております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 保護者の方たちも急なことで、なかなか大変かなと思っておりますので、今の話だと小学校が休校ですので、給食を作らないということでありますので、その辺についてはやむを得ないかなと思いますけれども、対応を保護者の方にあまり負担がいかないようなことを考えていただきたいと思いますが、今の状態では少し難しいというような答弁を今頂きました。 そこで、次の質問ですけれども、小学校、中学校で今週から休校になるのが今日からですので、それまでに例えば仕入れた食材があるのではないかと思います。仮に納めてしまった食材については、当然その料金をお支払いしなければいけないと思いますけれども、そのようなことが発生した場合、その負担はどのようにされるのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) 食材についてのご質問でございます。 食材につきましては、校長会で2月28日に休校を決定して、3月2日からの休校を決定したわけなのですけれども、その決定した直後に所管の学校教育課のほうで、関係業者に順次食材のキャンセルの連絡をさせていただきました。本市につきましては、自校の給食室で給食を作っていると、給食センター方式を取っておりませんので、大量にキャンセルできない食材が出てしまったわけではなく、大多数の食材につきましては、キャンセルできたところでございます。ただ、賞味期限が長い食材、これにつきましては、栄養士と相談いたしまして、冷凍庫もしくは倉庫で保管するということとしている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 今のご答弁で一応納得するのですけれども、それでもどうしても購入をせざるを得ないものがあるのではないかなと思っています。その場合に、それを給食費に転嫁しないで、東金市として負担をして、保護者の方に負担がいかないようにぜひ考えていただきたいと思いますので、これは答弁は結構ですけれども、よろしくお願いしたいと思います。 それで、今のお話だと食材は基本的にないというようなお話でありましたけれども、確認でちょっと質問させていただきます。 仮にそういう食材があった場合、これを市内で子ども食堂等、開設している団体等があります。そういうところに、あるいはそういう団体に準じた団体があると思いますけれども、そういう団体に提供する、あるいは販売するということは考えていないのか、考えられないのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁はできる範囲内で結構でございます。 答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 先ほども申し上げましたとおり、ストックしている食材は現在ないという状況でございます。あった場合、子ども食堂等、そちらのほうに提供できないかということでございますが、ニュース等で各市で残った、購入してしまった食材を販売しているというケースも見られているところでございますが、そのときにまた協議して決定したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) これについては、国のほうも新聞報道しか私は分かりませんけれども、労働の報酬に対してのことが今新聞に幾つか出ていますので、質問させていただきますが、給食員及び時間雇用の小・中学校の職員に対する給与補償、これについてはどのように考えておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 児童・生徒がいない状況ではございますが、時間雇いの職員、また小・中学校の給食員等、給食の方、委託業務、こちらのほうについては、すみません、臨時の雇いの職員については、通常の勤務をお願いしているところでございます。また、委託をして給食業務を行っていただいている給食調理員につきましては、現在給食業者との変更契約の協議を開始しておりまして、その際に確認しましたところ、給食業者としては雇用している給食調理員に対して、休業補償を行う予定と伺っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 休業補償の考えがあるということで私も安心しましたので、これについては、きちんと東金市としてもよろしくお願いしたいと思っています。 次の質問です。 先ほども申しましたファクスで送られたきた学校の休校に関するファクスの中の重要事項のところの記載に、市民への情報提供として、区長会を初めとする各種団体とあります。東金市内には区長会、区会に属さない町内会なども市内に多くあると、そのように思っておりますが、そのような市民の方への情報提供はどのようにされるのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡企画政策部長。 ◎企画政策部長(石渡淳一君) 新型コロナウイルス感染症対策に関する市民への情報提供についてお答えさせていただきます。 まず、区長会を通じての情報提供につきましては、2月5日に1回、また本日2回目の回覧を各所に依頼したところでございます。内容といたしましては、コロナウイルス感染症がどのような病気であるか、どのように予防すべきか、また相談窓口といった情報を中心にお知らせしております。 また、相京議員ご指摘の区に属さない方々への周知方法といたしましては、市のホームページに緊急情報といたしまして、学校や保育所の状況、施設の休館情報、対策本部の設置状況なども含め、より詳細な情報を掲載しております。また、3月15日号の広報とうがねにおいても、一面で感染予防を呼びかける記事を掲載する予定でございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。 それから、市内に公民館が各地区にありますけれども、公民館の対応についてはどのようにされるのか、お伺いいたします。
    ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 公民館につきましては、濃厚接触の高い大人数で使用する場合や密室で動きの激しい卓球ですとか、そういう競技を行う利用団体に対しましては、活動の自粛をお願いしているところでございます。 なお、活動を行う場合につきましては、手洗いとマスクの着用や室内換気などの感染対策を行うよう、窓口や電話にて事前にお願いしている状況でございます。今後もこのコロナウイルスの拡大の状況を見守りまして、決定して対応してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。 この項目では一番最後になりますが、学童保育クラブ、学童クラブを行っておるわけですけれども、春休みだとか、長期休みのときは朝から学童クラブを開いておりますけれども、通常のときは午後からの学童クラブの時間かなと思っております。もう既に学童クラブを始めておりますけれども、学童支援員の方は今の期間は午後から勤務というようなことで、計画を立てておられるかなと思っています。 そういう意味では、午前中から開いても、なかなか学童の支援員が集まらないというようなことが各地区で今新聞等に出ておりますけれども、文部科学省からも指示が出たかと思っておりますけれども、学校にいる教師、先生が学童クラブの支援に入れないのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 この件につきましては、正常と異なるような唐突な内容、時期でありましたが、昨日現在、各学校のほうにもその様子を少し聞いてみたところでございます。 そして、また昨日は厚生労働省と文部科学省のほうから同様な通知が参りました。それは地方教育委員会で職務命令によって、教員を支援員とすることは可であるというようなことでありましたので、その通知を基に、昨日夜、各校長に連絡をしまして、その旨しっかりと協力するようにということでお願いいたしました。 そういうことで、学校のほうも快く自分の学校の子供であるために、しっかりと病気といいますか、菌が蔓延しないような対策も含めて、教員が支援員としての役割を果たしてまいりましょうということに現在なっております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。緊急のことですので、このような質問も幾つかさせていただきました。ありがとうございます。 それでは、本来の通告に基づいて質問させていただきます。 今年度の損益収支については、これは東千葉メディカルセンターのことですけれども、12月は1億2,700万円の赤字、第3四半期までの累計としては9億6,900万円の赤字ということでありますが、決算見込みはどのくらいにいくのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 東千葉メディカルセンターの令和元年度の損益収支につきましては、先日の全員協議会の際に法人から説明がございましたけれども、経常的な収支といたしましては、13億円程度の赤字を見込むとともに、昨年度発生いたしましたシステム障害に関連する収支が精算となる見込みであることから、臨時的な収支を加味した最終的な決算につきましては、10億円程度の赤字を想定しているとのことでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 今10億円程度の赤字ということに分かりました。 その状況について、総括的にどのように捉えているのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 法人におきましては、脳卒中ケアユニット、いわゆるSCUの開設や計画以上の病棟の開設、DPC係数の向上などに向けた施設基準の上位基準の取得などといった様々な収益確保策、また診療材料や各種委託業務などの調達に係る契約内容や調達方法の見直しなどといった様々な費用の削減に向けた取組を進めておりますが、費用が収益を大きく超過いたしまして、12月までの状況におきましても、累計で計画値を3億7,000万円程度上回る赤字を計上しておりまして、赤字幅の縮減が大変難しい状況にあると認識しております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 大変厳しいのが続いていることは間違いありません。 これについては、答えられればお答えしていただきたいんですが、県支援の30億円というのは、今のような赤字といいますか、収支がマイナスになるわけですけれども、それで来ると来年度、令和2年度中には計算上は枯渇するかなと思っておりますが、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) 先日の全員協議会の中でも、資金収支の見通しということでございましたけれども、たしか今年度末で17億円ということで、昨年度末から今年度末に比べて、相当額資金が減っているというような状況です。そのペースでいけば、それなりに早い枯渇が見込まれてしまうところでございますけれども、引き続き東千葉メディカルセンターにおきましても経営改善に努めていただいて、少しでも資金が長持ちするように頑張っていただきたいというところでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 大変厳しい状況がまだまだ続く、早いうちにといいますか、抜本的な解決というのは難しいと思いますけれども、経営についてはちゃんとやらないと厳しいかなと思っています、30億円はすぐなくなってしまいますので。 それでは、次の質問ですが、以前から話題にもなっておりましたけれども、資本金の増資についてどのようなお考えなのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 現在の財務状況におきましては、貸借対照表におけます純資産がマイナスの計上、いわゆる債務超過の状況となっておりまして、これを資本金により解消しようとする場合には、相当規模の増資を行う必要がございます。 また、現在の経営状況におきまして、経営を継続していくためには、資金繰りの安定化を図っていくことが重要であり、仮にそのための外部の資金を注入しようとする場合、その手法につきましては、資本金の増資といった形にとらわれるものではないと捉えております。 なお、出資金につきましては、法人に対する設立団体の権利といった整理になるものではございますけれども、開院以降10年間における設立団体からの運営費負担金に係る実質負担額の限度を26億5,000万円としておりますことも踏まえて、現状のルール以外の法人への支出といったものは想定をしていない状況です。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 財務状況の説明において、黒字になるというような説明がよくされております。どういった状況を指すのか、お伺いいたしますが、私はこういうような公的に近い病院で黒字になるという言葉は、誤解を受けるのではないかと思うのですが、そういうことで使用しないほうがよいのではないかと私は思いますけれども、どのようにお考えになっているのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 黒字という状況につきましては、設立団体からの運営費負担金等によるそういった収入も含めた中での損益収支が均衡している状態ということで、捉えているものでございます。現行の計画におきましては、フルオープン予定年度の令和7年度の黒字化を見込んでおりますが、現状の経営状況からは、この実現は困難なものと考えております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 平成30年度の千葉県からの追加財政支援に係る協議の際に、設立団体から県に対して申入れを行ったかと思っています。三つの要望・提起事項の実現に向けた取組の現在の状況についてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 これまで県知事と市町村長との意見交換の場や法人主催の経営健全化会議の場での発言、昨年末の健康福祉部の訪問をはじめ、個別に県の幹部を訪問した中でのやり取り、県市長会を通じての要望事項としての提出や県担当部署との事務レベルでの東千葉メディカルセンターの経営状況に係る情報共有や意見交換等といったことなどを行ってきております。しかしながら、現状では具体的な段階には至っていないのが実情でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 山武地域、また二次保健医療圏内での各医療機関の役割分担や機能分化といったすみ分けといったことについて議論を行う会議体がないのかどうか、お伺いいたします。山武地域医療協議会といったような協議会がありますけれども、この協議会の役割等について、それを踏まえて確認いたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 山武地域医療協議会の役割等についてお答えいたします。 山武地域医療協議会につきましては、山武地域の医療計画について協議し、円滑な推進を図り、地域住民の福祉向上に資することを目的として設立されたものでございまして、山武郡市内の首長、議長、医師会、医療機関の院長、県の振興センター及び保健所等によって構成されておりまして、山武郡市広域行政組合が事務局となっております。本協議会におきましては、二次輪番の救急医療や休日当番医、また山武郡市夜間急病診療所に関する調整や協議が行われているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 会議の途中ですが、休憩します。          午前10時58分 休憩          午前11時09分 再開 ○議長(小倉治夫君) 再開します。 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 質問させていただきます。 山武郡市からは4人の県議会議員が選出されており、現在は現議長もおられます。そういった状況を生かした中でのこの地域における地域医療の充実、強化に向けた取組も進めるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) ただいまの質問の答弁の前に、先ほど資金の残高の金額のやり取りがございまして、17億円と私申し上げてしまいましたが、先日の全員協議会の中で今年度の資金残高見込み、14億7,000万円程度ということで報告させていただいていますので、まず訂正させていただきます。 続いて、ただいまのご質問ですけれども、山武郡市から選出されております千葉県議会議員の皆様をはじめ、様々な方々との連携等に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) ぜひそういう地元のこの地域の議員とも連携しながら、進めていただきたいと思いますので、お願いします。 山武長生夷隅保健医療圏内の市町村との連携について、各医療機関の役割分担や機能分化といったすみ分けをやる必要があると思いますけれども、どのように進めていこうとしているのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 千葉県の保健医療計画におきまして、東千葉メディカルセンターにつきましては、三次救急医療を提供する山武長生夷隅保健医療圏の中核病院といった位置づけとなっており、その位置づけのとおり、救急患者をはじめ、広域的な患者の受入れに対応している状況にあるものと捉えております。 この状況から、東千葉メディカルセンターは、この医療圏全体のものであるということにつきまして、県はもとより、関係市町村にも認識していただくよう求めてまいりたいと考えております。 なお、県の保健医療計画におきまして、病床機能の分化及び連携を進めるに当たっては、県主催の山武長生夷隅地域保健医療連携・地域医療構想調整会議におきまして、地域における役割分担の議論が進むよう、必要なデータの提供等の支援を行い、丁寧な調整を図るといった旨が掲げられておりますことから、当該調整会議の活用といったことにつきまして、県の関係部署と相談してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 三次救急医療が、二次保健医療圏といった広域を対象として提供される中では、その経費については、県にも負担していただくよう求めるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 千葉県に対し要望・提起した3項目のうちの一つであります公立病院における救急等の政策医療の提供に対する新たな支援制度の創設の実現につきまして、引き続き求めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 医師確保策として、例えば東千葉メディカルセンター独自で救急医療に関わる研修プログラムといったものを構築したらよいのではないかと思っています。それによって全国から研修医を集めることができると思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 地域において、医師の確保、定着を進める上では、特色を生かした魅力ある研修プログラムを実施することは重要であると考えております。しかしながら、現状におきましては、千葉大学医学部附属病院の研修プログラム協力病院として、その仕組みの中で研修医のマッチングが行われている状況でございまして、単独での実施は難しいものと認識しております。 そのほか医療人材の育成の観点から、救急部門を開設していない他病院の研修医に対して、東千葉メディカルセンターで救急研修を受けるといった乗入れにつきましては、随時行っている状況であるとのことでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。 それでは、次に看護師の確保について質問を移らせていただきます。 看護師修学資金についてであります。 看護師確保のため、東金市において行っている卒業後に東千葉メディカルセンターに就職することを条件とした修学資金の貸付制度について、東千葉メディカルセンターに勤務している看護師のうち、何人の方がこの制度を利用しているのか、これまで貸付けをした方のうちの東金市及び九十九里町の出身者の状況も含めてお伺いいたします。また、東千葉メディカルセンターにおいて実施している修学資金の貸付制度における状況はどうなっているのか、併せてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 令和2年1月末の時点の状況として申し上げさせていただきます。 まず、看護師の人数は271人となっており、このうち市の修学資金貸付制度を利用して就職し、現在も勤務されている方の人数につきましては、58人が入職、6人が退職ということで、52人が勤務中といった状況でございます。そして、市の制度により今までに貸付けをした方139人のうち、東金市出身者22人、九十九里町出身者4人の計26人が市町出身者という状況でございます。また、東千葉メディカルセンターによります修学資金貸付制度における状況といたしましては、45人が勤務しており、今年度までに貸付けをした方88人のうち、東金市出身者14人、九十九里町出身者7人の計21人となっているとのことでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 看護師の修学資金貸付制度について、今年度の事業費については、約1億円ほどにもなっております。東千葉メディカルセンターにおいても同様の制度があることも踏まえて、東千葉メディカルセンターにおいて直接行う形のほうがよいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 修学資金貸付制度につきましては、東千葉メディカルセンターにおける看護師の確保、そしてこの地域の看護師の育成と定着を図ることを主な目的として、九十九里町からの一定の負担を頂く中で、東金市の事業として実施しているものでございます。 なお、この制度につきましては、設立団体による東千葉メディカルセンターへの側面からの支援といったものでもございまして、昨年度の県からの追加財政支援に係る協議等におきまして、設立団体が実施する支援策として評価されるとともに、継続が望まれているものと捉えております。東千葉メディカルセンターでの実施という形も一つの手法として想定されますけれども、現状の経営状況を踏まえ、設立団体による支援として実施することが望ましいものと捉えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。 時間の関係もありますので、次に教育行政について質問を移らせていただきます。 中項目、文化財の活用について、次期総合計画における文化財の位置づけについてお伺いいたします。 現在、次期総合計画を策定中でありますが、生涯学習課では現行の総合計画に対する実績評価についてどのように考えているのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 現行の第3次総合計画における文化財の保存、活用につきましては、市民共有の財産といたしまして、有形、無形の文化財を次世代に継承するため、文化財の収集、保存や郷土芸能の後継者育成への支援を行うこととしております。 具体に掲げた目標を申し上げますと、資料展示館の整備を進め、市民が歴史的文化遺産に触れる場の確保に努めるとしております。「資料展示館の整備」「歴史の道・自然の道の整備」「郷土芸能フェスティバルの開催」を主要事業として定めておるところでございます。 実績と評価でございますが、「資料展示館」につきましては、施設の建設には至っておりませんが、インターネット上で歴史史料を気軽に見ることができるデジタル歴史館を製作しております。また、「歴史の道・自然の道」につきましては、平成17年度に「歴史と自然をめぐる道」の冊子を発行いたしました。さらに「郷土芸能フェスティバル」につきましては、平成16年度から「まい・舞・はやしフェスタ」を隔年で開催している状況でございます。また、文化財を保存し活用していくために、史料の調査と整理を行いまして、報告書として活用している状況でございます。 以上の点を踏まえますと、おおむねの目標は達成できたものと考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 生涯学習課は、次期総合計画にどのような計画を考えているのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 次期総合計画についてお答えいたします。 現行の第3次総合計画の実績と評価を踏まえまして、課題を検証いたし、次期総合計画につきましても、先人たちが守り育ててきた有形、無形の文化財を次世代へ大切に保存、継承していく事業を盛り込んでまいりたいと考えております。 また、文化財の活用を図ることによりまして、交流人口の拡大やまちづくりに資する計画を関係部署とともに検討してまいりたいと、併せて考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 次の質問に入らせていただきます。 文化財の活用についてで、文化財保存活用地域計画、これについて質問させていただきます。 国は「文化財保護法に基づく文化財保存活用大綱・文化財保存活用地域計画・保存活用計画の策定等に関する指針」を示し、千葉県は大綱案を千葉県文化財保護審議会に諮っておりますが、東金市の文化財保存活用地域計画の策定についてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 文化財保存活用地域計画につきましては、市町村が取り組んでいく目標や取組の具体的な内容を記載した文化財の保存、活用に関する総合的なマスタープランでございます。東金市におきましても、文化財の保存や活用の道しるべとなる本計画の策定に向けまして、文化財の基礎的調査などの準備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) それでは、次の文化財保管庫の利用状況について質問させていただきます。 文化財保管庫の現在の利用状況と史料の整理はどのように行っているのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 現在の文化財保管庫の利用状況でございますが、小野山田文化財保管庫につきましては、埋蔵文化財と民具、東金文化財保管庫につきましては、古文書と民具を保管しております。また、東金文化財保管庫の史料の整理につきましては、市民団体にご協力いただき、古文書の整理を行っている状況でございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 小野山田文化財保管庫は大分老朽化してきております。小野山田文化財保管庫と東金文化財保管庫は将来どのようにしていくのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、小野山田文化財保管庫につきましては老朽化が激しく、修繕が必要であると認識しております。小野山田文化財保管庫と東金文化財保管庫の土地は借地となっておりまして、毎年借地料をお支払いしている状況でございます。現在の建物の状況と借地料を考慮いたしますと、将来的には東金文化財保管庫1か所に集約してまいりたいと考えております。 なお、集約に当たりましては、小野山田文化財保管庫の解体、東金文化財保管庫の補強工事等に係る費用が必要であることから、今後集約する時期または工法など、検討しながら、計画的に進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。 文化財保管庫として学校の空き教室の活用と日吉台小学校と統合される源小学校の今後の活用についてお伺いしますが、これらについては東金市全体としてどのように、この地域の文化を発信していくのかということと関わってくると思いますが、これらについてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 市内小学校、中学校の余裕教室の状況でございますが、現在有効に活用されておりまして、余裕教室はない状況でございます。 なお、来年度末で日吉台小学校と統合される源小学校校舎でございますが、今後地元と協議しながら、利活用につきまして検討してまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) 私としては、これが最後の質問になります。 文化財の活用の中で、市内の文化財の所在調査とその活用について質問させていただきます。 文化財保存活用地域計画を作成するにしても、まず市内にある長屋門等の建造物などの把握、それからそれらを記録していくことが必要であると思っておりますが、市の考えをお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 文化財保存活用地域計画につきましては、地域に所在する未指定文化財を含めた多様な文化財を調査、把握した上で、まちづくりや観光などの他の分野にも連携いたしまして、総合的に文化財の保存、活用を進めていくためのものであると国の指針で示されているところでございます。 文化財保存活用地域計画を策定する準備といたしまして、市内の貴重な建物、建築物などを把握いたしまして、記録することは大変重要であると考えております。つきましては、今後歴史史料を発掘し、収集するために、担当職員による市内調査を行うとともに、広報やホームページを活用いたしまして、広く市民から隠れた歴史史料の情報提供をお願いしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。 ◆9番(相京邦彦君) これで私の代表質問はこれで終わりにさせていただきます。この後、同じ会派の議員のほうから関連質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 以上で相京議員の代表質問を終わります。 次に、関連質問を許します。 ございませんか。 土肥議員。 ◆6番(土肥紀英君) 相京議員の代表質問に関連して、質問させていただきます。 まず、初めに東千葉メディカルセンターに開設されましたアメニティ棟についてお伺いいたします。 東千葉メディカルセンターも開院後6年を迎えようとしております。開院当初は医療人材不足により医師、看護師が集まらず、大変なスタートでありましたが、現在は人材不足も解消され、多くの患者が来院しております。私も6年前に大変お世話になり、現在でも元気に活動させていただいておる一人でもあります。 そこで、質問させていただきます。 先月アメニティ棟が開設となったとのことですが、どのような経緯で開設に至ったのか、お伺いいたします。また、内容についてもお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 アメニティ棟の開設の経緯につきましては、地域医療連携を図っていく上での総合的な窓口となる地域医療連携室につきまして、現在は施設の3階に配置されており、利便性のよい1階の旧コンビニエンスストアの位置に移設するとともに、さらなるサービスの向上に向け、患者などの相談窓口のスペースの十分な確保について検討が進められてまいりました。 これらのことから、従前コンビニエンスストアになっておりました位置に地域医療連携室を移設することとし、コンビニエンスストアの機能、それに加えまして、東千葉メディカルセンターをご利用される方々に軽食の提供などを行えるよう、アメニティ棟の整備を計画したものでございます。 手法といたしましては、コンビニエンスストア機能及び軽食の提供機能を有した施設を設けることなどを条件に、病院の施設を所有する法人におきまして、20年間の事業用定期借地権による土地の借用者を募集しました結果、月額100万円の土地の賃貸料ということで事業化となったものでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 土肥議員。 ◆6番(土肥紀英君) アメニティ棟で提供されるサービスの内容などについて、併せましてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 事業者の公募の際に、事業者に求めた条件でございます、病院を利用される方を対象としたコンビニエンスストア及び軽食を提供するカフェ、これに加えまして、調剤薬局が設置されております。これらの営業時間といたしましては、コンビニエンスストアにつきましては、外来診療日であります土日、祝日を除いた平日は午前7時半から午後7時まで、土日、祝日については午前8時から午後6時までとなっております。カフェにつきましては、平日は午前8時から午後5時まで、土日、祝日につきましては、午前11時から午後5時までとなっております。また、薬局につきましては、外来診療日である土日、祝日を除いた平日のみの営業となり、営業時間は午前9時から午後6時までとなっております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 土肥議員。 ◆6番(土肥紀英君) アメニティ棟の開設は、東千葉メディカルセンターの魅力づくりの一つであり、東千葉メディカルセンターの利用者における利便性の向上につながるものと考えております。ただ、東千葉メディカルセンターの本棟内にあるコンビニエンスストアが一旦外に出なければならないアメニティ棟に移ったことで、不便に感じる方もいらっしゃると思います。そういったことへの対応策として何か考えはあるのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。
    ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 議員ご指摘の病院の本棟にあったコンビニエンスストアが別棟のアメニティ棟に移ることへの対応策、かつさらなる東千葉メディカルセンターの利用における利便性の向上の一環といたしまして、例えば平日においては、病棟への商品の配達などといったことにつきましても、事業者において実施されているとのことでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 土肥議員。 ◆6番(土肥紀英君) 続いて、各種委託業務についてお伺いいたします。 主に施設の維持管理などに関わる業務委託の状況についてお伺いいたします。 初めに、施設の維持管理などに関わる業務の委託先はどちらになるのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 施設の維持管理等に係る業務のうち主なものといたしましては、清掃等に係る業務と施設管理等に係る業務がございます。それぞれの委託先でございますが、清掃等につきましては、千葉市花見川区に千葉事務所がございます東京ビル整備株式会社、施設管理等につきましては、千葉県市原市にございます千葉ビル・メンテナンス株式会社となっております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 土肥議員。 ◆6番(土肥紀英君) 施設は老朽化に伴い、維持管理に要する経費が増大し、整備後、各種の設備などが更新等の時期を迎えると、それに要する費用が集中してしまうといった状況が生じることが明らかであると考えます。 その対応として、壊れてから直すといったことではなく、少しでも負担の軽減を図るための取組や負担を集中させないような取組が必要と考えますが、当局の見解をお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、施設の維持管理に要する経費につきましては、計画的な修繕や設備の更新といったことによりまして、負担の軽減や平準化を図っていく必要があるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 土肥議員。 ◆6番(土肥紀英君) 施設は計画的な維持管理がなされてこそ、費用の集中の抑制が図られるものと考えます。 そこで、お伺いいたしますが、修繕や改修などといった施設の保全に関わる取組や施設整備等に関わる計画をどのように進めているのか、お伺いいたします。また、修繕や施設整備等のための積立てといったものはあるのか、併せましてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 修繕等につきまして、その内容や時期等につきましては、施設管理等に係る業務委託を通じた中で対応してきているとのことでございます。また、施設整備や医療機器の更新等の進め方につきましては、整備等の内容が具体的なものとして全て確定しているものではございませんが、現行の中期計画の策定に当たっての平成30年度以降の10年間の計画におきまして、盛り込んでいるところでございます。 しかしながら、現状の経営状況におきましては、修繕等に係る引当金の計上や施設整備等に係る積立金の積立てといったものには対応ができておりません。そのため、これらの大規模な施設整備等に係る財源につきまして、現行の計画におきましては、設立団体において病院事業債を発行し、それを法人へ貸し付けるといった形で対応することとなっているものでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 土肥議員。 ◆6番(土肥紀英君) 今後も患者に身近な医療が提供できる地域の中核を担う病院として、東千葉メディカルセンターが改革、前進していただければとの思いから質問させていただきました。ぜひ医療の質と経営効率を実現していただき、東千葉メディカルセンターは市域になくてはならない、そして地域住民の皆さんに選ばれる病院になっていただければと思っております。 私の関連質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小倉治夫君) 以上で土肥議員の質問を終わります。 ほかにございませんか。 清宮議員。 ◆12番(清宮利男君) 議長の許可を頂きましたので、新生みらい、相京議員の代表質問に関連して質問いたします。 大項目、一般行政についての中項目(2)令和2年度予算についての小項目①予算編成における基本姿勢についての関連質問①台風被害の来年度の予算と補正額についてお伺いいたします。 昨年9月、10月に本市を襲った台風による被害は、広域にわたってかつて経験したことがないほどの甚大なものとなりました。これらの台風被害に伴う災害復旧工事や被災者支援を令和2年度においても引き続き行うとのことですが、どのような予算が計上されているのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 令和2年度予算における令和元年の災害への対応経費でございますけれども、合計では7,125万4,000円を計上しております。 内訳でございますけれども、まず雄蛇ヶ池の遊歩道や観光道路における倒木処理、またのり面の土砂崩れや路面の復旧工事に係る費用として1,461万1,000円を計上しております。また、東金アリーナのメインアリーナにおきまして、台風15号の強風により排煙窓の破損した電動ブラインドの改修工事を行うために380万8,000円を計上しております。 さらに、被災住宅の復旧支援に係る事業といたしまして、5,283万5,000円を計上しております。これは令和元年度より実施しております被災住宅の補修や建て替え等に係る利子補給補助金が183万5,000円、また被災住宅の補修工事が30万円以上の方に対して、工事費の20%を50万円を限度として支給する被災住宅修繕緊急支援事業補助金、これについて5,100万円でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。 ◆12番(清宮利男君) ありがとうございました。 令和2年度当初予算での台風被害への対応経費につきましては、7,125万4,000円ということで理解いたしました。 今3月定例会でも補正予算が計上されていますが、この台風被害への対応経費をお聞きいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 令和元年度3月補正予算において計上しております災害対応に係る経費につきましては、総額で6億8,813万5,000円となっております。 主なものといたしましては、まず台風15号等により特に被害が多かった農業用ハウス等の復旧支援につきまして、被災された農業者の方を対象に要望調査を行い、合計で207名、575件の要望がございまして、総事業費を6億5,000万円と見込みまして、市負担分として5億6,500万円を計上しております。 また、台風21号により発生いたしました山田地先の市道5015号線及び三ヶ尻地先の市道6070号線の崖崩れの復旧工事に係る費用といたしまして1億1,675万円を、また加えて市道5015号線につきましては、現在全面通行止めをしており、周辺の方々にご不便をおかけしておりますことや今後の復旧工事において相当の期間を要しますことから、仮設道路を整備してまいりますので、その工事に係る費用として800万円をそれぞれ計上しております。 なお、これらは令和元年度内の完了が困難であることから、繰越明許費を設定いたしまして、令和2年度において継続して進めてまいるものでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。 ◆12番(清宮利男君) ありがとうございました。 今3月補正予算での台風被害への対応経費は約6億9,000万円ということですので、先ほどお聞きしました来年度当初予算は約7,100万円でしたので、昨年9月、10月の台風被害への対応は、予算面ではあらかた片がついたと思われます。 そこで、台風被害への対応経費について、令和元年度補正予算と令和2年度当初予算計上分を合わせた歳出予算の総額をお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 台風被害への対応経費に係る歳出予算の総額でございます。 令和元年9月に専決処分させていただきました令和元年度一般会計補正予算(第4号)から、今回上程しております第7号までの補正予算の計上額、緊急的、応急的なものにつきまして、予備費充用にて対応させていただきました額及び令和2年度当初予算に計上しております額の合計は、約10億6,000万円となっております。 主なものといたしましては、道路、河川、教育施設などの各公共施設における倒木の処理や施設の復旧工事に約3億2,000万円、また被災した住宅の補修工事に要する費用や農業用ハウス、倉庫などの被災した農業用施設の復旧、修繕に要する費用への補助などの被災者支援に係るものが6億6,000万円という状況でございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。 ◆12番(清宮利男君) ありがとうございました。 次に、関連質問②農業の復旧・復興に向けての支援策について質問いたします。 昨年9月、10月の台風被害への対応経費は、総額で約10億6,000万円ということです。これらの台風で農林水産業が受けた被害は、台風災害としては過去最大級となるそうです。千葉県では一人でも多くの人が農業を継続できるよう、これまで以上に手厚い支援を行うこととしています。 そこで、農業の復旧・復興に向けて、被災農業者の農業用ハウスなどへの支援はどのようになっているのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 昨年の一連の台風被害に対する農業施設等災害復旧等の予算状況でございますが、保安林4か所、農林道7か所、農業用河川1か所の倒木処理や農林道12か所及び排水路5か所、農地及び農業用施設1か所に関わる農業施設関連の復旧に約1,309万3,000円、みのりの郷東金レストラン及び圃場ビニールハウスの復旧に320万5,000円を予算計上し、倒木処理やみのりの郷東金レストラン等の復旧は完了し、農林道及び排水路についても順次復旧を進めております。 また、農業者への支援といたしましては、台風15号等により被災されました農業用ハウス等の復旧等支援といたしまして、農業用廃プラスチック処理に廃プラスチック30トン分、352万円を、農業用ハウスや農業用機械等の再建支援といたしまして、207名、575件分、5億6,500万円を予算計上し、早急に営農が復旧できるよう対応している状況でございます。 なお、農地復旧1か所と農業用ハウスや農業用機械等の再建支援は、3月補正にて予算計上してございますが、国の補助採択、施工業者や資材の確保に遅れが出ていること等によりまして、年度内の予算執行が困難であることから、予算を繰越しいたしまして、令和2年度に完了するものでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。 ◆12番(清宮利男君) ありがとうございました。 予算面では総額で約10億6,000万円を復旧・復興に向けて対応していますので、本市での台風被害への対応は一区切りついたというところでしょう。しかしながら、令和元年度補正予算の事業の中には、年度内の完了が困難であることから、繰越明許費を設定したり、令和2年度当初予算計上分はこれからの事業ですので、職員の皆様にはもうひと踏ん張りをお願いいたしたいと思います。 また、被災者への補助金についてですが、被災住宅の補修工事費が30万円以上の方に対して、工事費の20%を50万円を限度として支給する被災住宅修繕緊急支援事業補助金や利子補給補助金など、復興・復旧に向けて頑張っている被災者への周知をお願いいたしまして、私の関連質問を終わります。 ○議長(小倉治夫君) 以上で清宮議員の質問を終わります。 ほかにございませんか。 石田議員。 ◆16番(石田明君) 議長のお許しを得ましたので、相京議員の関連質問をさせていただきます。 まず、前に私遅刻したことをおわび申し上げます。 東千葉メディカルセンターのほうにお世話になりまして、東千葉メディカルセンターの質問もするわけでございますけれども、当初でありますとコロナウイルスの問題、もろもろございまして、非常に警戒態勢がなされている状況でありました。 しかしながら、職員の方々の顔パスといいますか、フリーパス、ほかの方々の患者や付添いの方々には徹底された処置がされておりますけれども、従業員の方々はフリーパス状態だったということは、ちょっと懸念するところがありました。あくまでも参考までに申し上げておきます。 それでは、質問に入りたいと思います。 大項目、農林行政について、小項目、基盤整備事業の状況と今後の進め方について質問してまいりたいと思います。 今造影剤の関係で、ちょっと目がちらちらしますので、申し訳ありませんけれども、よろしくお願いいたします。 基盤整備の状況と今後の進め方について伺ってまいりたいと思います。 関連事業といたしましては、次にまた農地の貸付けの現状について伺ってまいります。 地域の農業の担い手は年々高齢化されており、最近は60代、70代が中心になっているような状況であります。農業経営者が減少していく中で、いかにして若い世代の人々に農業をやってもらうかが一番の課題だと思います。 そこで、伺いますが、貸手農家から農地の貸借りが進まないと相談を受けることが度々ございます。 そこで、伺います。貸手農家から貸借りの進まない相談を受けることの中で、本市の農地の貸借りの現状について伺います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 農地の貸借の現状につきましては、一部の貸手の方より「面積の小さい水田」や「排水がうまくいかない水田」など、条件が悪い水田につきましては、借手がつかない等の相談を受けてございます。また、借手は農業経営の効率化や省力化を図ることができる大区画などの条件のよい水田を希望する方が多く、貸手の希望と借手の希望が合致しない状況があると聞いてございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) そこで、今の答弁聞きますと、どうも状況が悪い中でなかなか合致しないということでありますので、今後の基盤整備事業に向けた方向の質問をしてまいりたいと思います。 このような課題を解決するには、担い手が水田を借りやすくなるような「大区画整備」や「用水のパイプライン化」などのできる基盤整備事業がある。本市は基盤整備をどのように捉えているのか、伺います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 将来にわたって安定的に持続可能な農業を行っていくには、後継者の育成や農地の保全など、しっかりとした農業経営の基盤を整備していく必要があり、そのためにも基盤整備事業の実施は重要な農業振興政策の一つであると考えております。また、基盤整備事業着手のポイントといたしまして、「産業振興の視点」、「未来の投資の視点」で、費用対効果などを検証し、見極めてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) 内容は分かりました。 それで、以前本市は千葉県及び近隣市町村と連携し、JR東金線より海沿いの平野部を中心に基盤整備を推進してきたことが各地区で選択肢まで至らなかったと聞いておりますが、その理由を伺いたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 平成7年から平成12年に実施しましたガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策によりまして、「山武西部地区広域農業基盤緊急整備促進事業」にて、東金市、旧大網白里町、旧成東町、九十九里町の一部を区域とし、千葉県を主体に基盤整備事業を推進してまいりました。 基盤整備事業が採択まで至らなかった要因につきましては、基盤整備事業が一定規模のまとまった農地等を事業対象地として取り組まなければならず、事業実施に当たっては、「地区全体の合意形成」や「地権者の同意」が必要でございます。事業を実施するとなると、地元に費用負担の一部を負担していただくことになりますが、米価等、農産物価格が低迷していた中、農業者の皆様にはこの負担金の支払いが重く、また高齢等により離農した方たちや、相続等により農地を取得した非農家の方たちにとりましては、負担金をより重く感じることとなり、基盤整備事業の必要性は理解しつつも、費用負担等の理由から、地区の合意形成に至らないことが主たる原因であると考えてございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) 以前に基盤整備事業に取り組んだとき、現在では補助事業の制度や地元負担の状況も変わってきていると思いますが、現在の状況をお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 以前の基盤整備は、どちらかといいますと耕作の効率化にウエートを置いた政策であり、現在の補助事業であります「農地中間管理機構関連農地整備事業」は、それよりも将来を見据え、農地を集積、集約することで後継者不足の解消を目指し、かつ今後導入される可能性がありますIT等を活用したスマート農業にも対応可能な圃場の再区画をし、安定した収入や経営を目指すものでございます。 なお、補助金の状況は以前の事業では、国・県が事業費の85%、市が10%の補助を行い、受益者負担は5%という制度であり、一方現在地元説明会などの際に、県農業事務所が説明しております「経営体育成基盤整備事業」では、国・県が工事費の80%を負担し、残りの20%を市と受益者が負担する制度となってございます。 いずれにいたしましても、事業で最もポイントとなることは、地元地区内の合意形成であると考えてございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) ただいまの答弁のとおり、基盤整備事業を実施していくには、現在の制度に即した地区全体の合意形成や地権者の同意が重要であると考えております。 そこで、今後の農業の在り方などについて、農家実行組合に加入されている方や農業経営をしている耕作者などへ意見を聴取し、将来の東金市の農業がどのように進んでいくかの確認をする必要があると考えております。本市は今後どのように進めていかれるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 今後、集団性の高い未整備農地につきましては、基盤整備事業等により大区画化を図ることで、大型機械による効率的な営農に取り組む担い手に農地を集積しやすくなることや、耕作放棄地の発生抑止や解消に有効であると考えてございます。 なお、農地の基盤整備事業に着手するに当たりましては、ある程度の地元負担金は生じることから、地元説明に当たりましては、そのようなことも含め、十分な説明が必要であると考えてございます。 来年度、農業委員会などと連携しまして、各地域で懇談会のような形で意見を聞く場を設け、これから将来にわたる地区の農業の在り方、進め方等につきまして、協議してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 会議の途中ですが、休憩します。          午前11時57分 休憩          午後零時58分 再開 ○議長(小倉治夫君) 再開します。 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) 5回目になりますけれども、できるだけ次の担い手が若い世代になれれば私もいいと思っております。なかなか若い世代の方々がやっていくことには課題が多過ぎて、まずはお米の安いの、ちまたに聞きますと山武市のほうでは補助額がまた1,000円アップして1万3,000円というお話を聞いておりますけれども、その辺も東金市はお考えいただいて、今回東金市はどうなっているか、今回の質問ありませんけれども、周りの近隣市町村では、農業施策に対しての温情なところは非常に東金市よりも進んでいるのかなと私個人は思います。ぜひアンケートなどを取っていただいて、若い世代に引き継いでいけるような農業再生会議にしていただきたいと思います。 以上でこれは終わります。 次に、中項目(2)みのりの郷東金についてございますけれども、みのりの郷東金の入場者数については、相京議員からの質問がございましたとおりでございますので、小項目関連で、みのりの郷東金について、来場者の状況について伺ってまいりたいと思います。 みのりの郷東金の改善について、相京議員の代表質問に関連して、みのりの郷東金の改善について質問します。 道の駅であるみのりの郷東金は、年間70万人を超える来客者とのことですが、来客者のほとんどが自家用車での来店等されると思いますが、駐車場も満車状態になることが多々あって、非常に困難を来すという話も聞いております。 そこで、来客者の増加に対する工夫を考えているのか、伺います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 イベント開催時やゴールデンウイーク等、駐車場が満車で入場できない日もあり、来場者からの不満の声や出荷者からの駐車場拡張要望がある状況でございます。 よって、令和2年度の農政課の主要な施策の一つとして、圃場区画の見直し等により、既存敷地のレイアウトを変更し、新規に普通車54台分の駐車場を確保することを計画しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) 54台分、どのくらい利益が出るのか分かりませんけれども、令和2年度の事業で圃場区画の見直し等により、新規に54台分の駐車場を整備するという答弁でありましたけれども、計画予定地について伺います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 新設いたします駐車場予定地でございますが、現在の出荷者用駐車場と植栽スペース、さらにみのりの郷東金圃場部会の協力を得まして、国道側圃場の10区画を活用し、計54台分を確保する計画でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) 駐車場の拡張は確かに経営面での改善のために必要だと思いますが、係る費用等を加えて、圃場の区画が少なくなっている分の収入の減少、そういったことを踏まえて、この事業が投資効果につながっているのか、伺いたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 投資効果でございますが、総事業費は約1,280万円を見込んでおります。県の補助事業を活用し、市の負担は600万円程度となる見込みでございます。 駐車場を新設することによりまして圃場の一部が減少し、圃場の年会費や手数料等が減少いたしますが、来場者が増加することは施設全体の売上げが増加することが見込まれ、みのりの郷東金の収益増加につながるものと考えており、持続可能な経営、収支の改善等に効果があるものと考えております。 なお、試算ではございますが、駐車場54台分の収益と平成30年度の実績から試算いたしますと、年間で差引き200万円以上の増収につながるものと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) 積算だから200万円上がれば10年もすれば2,000万円、単純に考えればそうでありますけれども、当局の考える費用対効果は分かりました。 ただし、駐車場を増設するだけで自然に来場者が増えて、そして収益が増加するというように考えているのか、またあるいはそれ以外にも何か収益増加の方策が必要だと認識を持っているのか、伺いたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 駐車場の増設は来場者利便性の観点から有効な対策であるとは考えておりますが、それに加えまして、新たに来場者ニーズに即した事業展開も検討していく必要があると考えてございます。 一例といたしまして、現在食事ができる施設は、レストランとっチーノだけですので、軽食として手軽に食べられます、いわゆるファストフード的な店舗の設置も有効であり、できれば直営で行うのではなく、出店希望者に場所を貸出し、対価として利用料収入を得るような方策も検討してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) 今の考えは非常にいいことなんだけれども、私は議員をやらせてもらって、みのりの郷ができてから常々この辺は追及してきたんだけれども、あまりその方向が進んでいないのかなと思います。直営でなくても今考えているということでありますので、ぜひ検討していただきながら進めてもらいたいと思います。 駐車場増設の計画に併せて、飲食提供の多様化についても検討していくとのことですが、関連してレストランの台風被害の件を伺いたいと思いますけれども、中でレストランの屋根が台風により被災し、その復旧を行っていたようですが、市内に同じ屋根が被災して、業者が確保できず復旧をいまだ行えない業者もおるわけですけれども、民間の方々の不都合がなかったのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 みのりの郷東金のレストランの屋根は銅板を利用しておりまして、特徴のある形状であることから、一般家屋の屋根と異なりまして、寺社等を専門とする業者にお願いしておりますので、市民の方々の屋根修繕に伴う業者の確保には影響はなかったものと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) そこで、どうも今答弁の中に銅板でやっているように見えたんですけれども、果たして銅板にする意味があったのか、価格設定の問題で、普通のもう少し強度のもので安いものもあったのではないかと思うんだけれども、市民ニーズから見れば、銅板を残したいという気持ちもありますけれども、経営状況があまり思わしくない中で、そういった面に費用をかけたことが果たして正しいのか、ちょっと疑わしいところが私はある。 それはそれとして、来年度はみのりの郷経営改善として、まずは来場者の利便向上の一環として駐車場の増設を行い、併せて来場者ニーズに即した収益増加の方策を検討していくとのことでありましたが、直営で軽食などを提供すると、また人件費がかさんでいくというのは、レストランでもそういうことでありまして、なかなか利益が出ないのに従業員に支払っている金額で出ていかないというのが結局収益増加につながらないところがあると思いますので、状況も考える中で、できれば手慣れた軽食に切り替えて、飲食店に場所を貸して、一定の料金をもらうほうが確実性があるのかなと、正社員に充てて払っていくよりも、そういった方法も常々私が申してきた中で、なかなか改革されていないところがあるわけですけれども、十分にそういった面を検討していただきたいと思います。 みのりの郷、実は年間70万人以上訪れるわけですから、出店したいと思う店舗は幾らでもあると思いますよ。個人経営の小さなファスト的なことも考えていきたいということであれば、例えば駐車場から直売所へ向かう一番の動線となっております通路部分の販売機を置いてあるだけで、小さなソフトクリームや何かを設置されるのは分かりました。 そこで、仮に直売所から通路向きに貸し店舗スペースを作って、店内に置かれている事務所を外に出すとか、そういった方法も考えればもっともっと経営面も増築はされていくのかと思いますので、今後は駐車場の増設について、1つ契機としていろいろな経営方法の改善のための方法を工夫して考えながら考えていただきたいと思いますが、その辺も要望としておきますので、どうしても中に入って、直営のレストラン、悪いとは言いませんよ。しかしながら、従業員に払う金額よりもかえってファストフード的な小さい店舗を賃借でやって売上げを上げていただければ、それ以上の利益が出れば、仮に中のとっチーノのレストランが破産してもいいではないですか、そういったことも常々個人的には民間から考えればいいのかなと思うところがありますので、十分に検討していただきたいと思います。 それでは、要望ということで今のところは検討していただきたいと思います。 大項目3ですが、建設行政について伺ってまいりたいと思います。 平成30年度東千葉メディカルセンターの運営について伺ってまいりたいと思います。 関連で三次救急医療の提供に関わる千葉県の負担について伺ってまいりたいと思います。 平成30年度の千葉県から追加支援に係る協議に対して、県に対し要望を提起された3項目の実現に向けた取組が進められているとのことでしたが、いずれも具体的な形になっていないのは、なるのが難しい状況であるのか、分かりませんけれども、二次医療圏の関係自治体との財政支援も含めた連携を初め、これからの実現に向けて様々な越えることが難しいハードルがあることは理解しておりますが、そのような中、東千葉メディカルセンターについては、県の保健医療計画において、山武長生夷隅保険医療圏の唯一の救急救命センターでありました三次救急を担っている病院でありますので、県としても東千葉メディカルセンターの健全な経営による存続なくして、県の保健医療計画の達成はあり得ないということを認めていることでありますので、まずはこのことを県にいま一度認識いただき、三次救急医療の提供に係る県による支援を求めるべきだと考えますが、いかがですか。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 三次救急医療の提供に係る県の支援につきましては、公立病院における政策医療の提供に対する新たな支援制度の創設ということで、追加財政支援の際に要望提起した3項目の中の一つとしてお願いしているものでございます。 東千葉メディカルセンターについては、その医療体制の充実とともに、二次保健医療圏内における救命救急医療に対する役割が次第に大きくなってきている状況にありまして、圏域の医療体制の確保のための東千葉メディカルセンターの安定した経営に向けては、県の支援が必要不可欠であると考えておりますので、引き続き県に対して要望してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) 今の答弁を聞きますと、県に求めてまいりたいということであります。 これまで本市議会定例会において、一般質問においても地元県議会議員等の連携についての質疑もありました。当市長は二度も足を引っ張られた関連がありますので、なかなかタッグを組めないのではないかと私個人は思っております。 しかしながら、三次救急になって、これから東千葉メディカルセンターを残すためには、その辺を取り崩してでも東千葉メディカルセンターが山武長生夷隅保健医療の唯一の三次救急病院であるという現状において、センターが担っている広域的な役割といったものを考慮するのであれば、センターの経営における課題については、設立団体だけでなく、少なくとも山武郡市全体のものとして捉え、郡内の全自治体、山武郡市内から選出されているほかにも県議会議員はおるわけですので、連携した形で頑張っていただきたいと思いますが、どう考えているのか、伺いたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、山武郡市から選出されております千葉県議会議員の皆様をはじめ、様々な方のご理解、ご協力も頂けるような形での取組になるよう努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) ぜひお願いいたします。 それと、病院の存続を第一として、経営が成り立たないのであれば、三次救急の医療の提供を止めるなどといったことも考えなければならない時期が来るのではないかと私個人は思っております。その辺のところをどう考えているのか、ご答弁できればしていただきたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 東千葉メディカルセンターにつきましては、地域における救命救急医療を担い、旧県立東金病院を引き継ぐ病院ということで開設に至ったものであり、千葉県の保健医療計画におきましても、地域の中核病院として位置づけられているところでございます。このような経緯も踏まえますと、経営状況に応じ、現状の三次救急医療を提供する医療機関であるといった東千葉メディカルセンターの病院としての基本的な機能を変更するといったことには、関係機関等の協議等をはじめ、地域医療の充実、強化といった面で様々な課題が想定され、困難であると捉えております。 しかしながら、こうした経営に厳しい状況が継続した場合、追加的な支援なくして現行の手法等による運営を継続していくことは困難でありますことから、県の保健医療計画におけるセンターの位置づけといったものも含めた中で、様々な可能性を排除することなく、病院の安定経営に向けた方策を模索していく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) 東千葉メディカルセンターの運営についてでございますけれども、関連の関係で伺ってまいりたいと思いますので、東千葉メディカルセンターの経営状況の広報について伺ってまいりたいと思います。 市の広報には、定期的に増田センター長のコラムが掲載されており、その中では主に医療に関わる事柄が載せられている印象を思っているわけですけれども、センター長は法人の経営面でのトップである理事長も兼ねているわけでございますので、経営に対しても経営者としての観点から、もう少しメッセージを出していただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 ご指摘のとおり、センター長のコラムにつきましては、その多くは例えば地域における東千葉メディカルセンターの役割、災害時の医療体制や国として進められております働き方改革を受けての医療現場の在り方といった医療関係の事柄となっておりますが、いずれも病院経営といった大きな視点からのものであると捉えております。 これまでには、開院以来の赤字構造が依然として続いているといった厳しい経営状況にあること、昨年度末の県からの追加財政支援を受けての経営改善の取組を進めていかなければならないといったことにつきましても、発信をしているところでございます。 また、東千葉メディカルセンターの経営状況についての直接的な発信といたしましては、鹿間市長就任以来、前年度の決算の状況、上半期までの経営状況などにつきまして、定期的に市の広報紙におきまして、設立団体と法人との共同により発信をしてきております。 今後も経営面、また医療面の情報発信につきまして、設立団体と法人が一体となって行ってまいりたいと考えております。 以上ございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) 今の内容の中で、今まで携わってきた中で、鹿間市長も県のほうとの連絡を密に取りながら努力されていることは分かります。 そこで、別途考えますと、県とうまくいかない県会議員の方々も頑張っておりますけれども、また私個人的には、例えば大災害がこの間ありました中で、一宮川水域に何十億円という予算を持ってきた国会議員の方もいます。例えばほかにも印西のほうの小学校増設に関して、多額の国からの予算を持ってきてくれた方もおりますので、そういった面を利用できれば鹿間市長のつながる縁のある国会議員もおろうかと思いますので、その辺を活用していただければと、当11区にも国会議員の方々もたくさんおりますので、今までできなかったことを再度できる議員もおるみたいですので、お話を聞きますと、今私が言ったように、千葉県に100億円近い予算を持ってきている議員もおりますので、鹿間市長のコネがあれば、その辺のところも手をつないでいけるのではないかと個人的には思っておりますけれども、市長の答弁をできれば一言。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 鹿間市長。 ◎市長(鹿間陸郎君) お答えいたします。 議員ご指摘のように、今ご指摘ありましたように、県内の国会議員等のネットワーク、それからこれまでの交流の状況を生かしまして、様々な国会議員の方からもご理解、ご協力いただけるように今後とも頑張っていきたいと思いますので、ご理解のほどひとつよろしくお願い申し上げます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 石田議員。 ◆16番(石田明君) 鹿間市長には、任期中にでもそういった方向の位置づけができるように残せればいいと思いますので、頑張っていただきたいと思います。 それと、余分な話になりますけれども、先ほどの道の駅の問題もそうなのですけれども、副市長、ぜひ頑張ってください。よろしくお願いいたします。 以上で私の関連質問を終わります。 ○議長(小倉治夫君) 以上で石田議員の質問を終わります。 ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小倉治夫君) 以上で関連質問を終了し、新生みらいの質問を終わります。 このまま休憩します。          午後1時20分 休憩          午後1時21分 再開 ○議長(小倉治夫君) 再開します。 次に、通告2番、社会民主党、水口議員の質問を許します。 水口議員。     [15番 水口 剛君 登壇] ◆15番(水口剛君) お疲れさまです。 今、議長のお許しを頂きましたので、私のほうから市政に関する一般質問を行いたいと思います。 さきの新生みらいの方もおっしゃっておりましたが、今私たちの生活が非日常化されているような状況がコロナウイルスということになっています。 これは2012年に民主党政権時代に、いわゆる新インフルエンザ等対策特別措置法というのができているのですね。これに基づいて東金市にも条例があり、要綱があり、その実務は健康増進課と条例等になっていると私も条例を見ました。 ただ、問題という言い方はないんですが、今私たちも日本の中で生活していますから、何とも言えない切ない思いで日々送っています。ただただこの非日常化された中で、私たちが政権の批判ということにならないと思いますけれども、いわゆる毎日、毎日が小出し、小出し、そして後手、後手、その暁に様々な生活の規制、抑制、そしてまた学校の休校と相なっている状態について、これは既にさきに紹介した2012年の新インフルエンザ等の対策特別措置法によって決まっている。行動方針もA4判で80ページにわたって記載されて、私などはそういうのは全部読みこなせていないんですが、いろいろな方の解説を得ながら読んでいます。 それが基本的に今、安倍総理は新たな立法をと何か特別措置法に基づいて考えているやに言われていますけれども、今あるべきことは、この90ページにわたる行動計画の履行を国民全体に共有化することにあるのだろうなと私は個人的には思っております。そして、東金市はさっき相京議員のやり取りを聞いていて、このコロナウイルスの対応について、随時具体化されていることもお聞きしました。 そのことを頭に置きながら、いわゆるトップダウンでは災害のときは現場の声をくみ上げる能力がなかったら、力がなかったら、全体の不安の中の安心の状態を作れないだろうと私は思っております。そういう立場で、私の市政に関する一般質問の一つは、一般行政、特に今年度の予算編成について、そしてまた次期総合計画をお尋ねしたいと思います。 二つ目は、台風15号、19号、21号に関連する豪雨の被害の被災者救援の支援の進捗状況についてお尋ねしたいと思います。 最後に医療問題なのですが、まず基本的には日常の医療の在り方ということで、地域医療についてお尋ねしたいと思います。そして、東金市にとって緊急ではなくて、最大の課題としてある東千葉メディカルセンターについて改めて尋ねたいと思います。 具体的な質問は質問席によってしたいと思います。よろしくお願いいたします。     [15番 水口 剛君 質問席へ移動]
    ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) まず、一つは今年度の予算案についてであります。 特に市長がこの間言われている財政調整基金に頼らない予算編成、財政執行をやりたいと、現にそのことを実践しています。その中で財政の在り方について、特に国が示している財政指標、その中で財政調整基金の状況、経常収支比率の状況、将来負担比率の状況、推移についてまずはお尋ねしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 まず、財政運営の持続性を見る指標の一つでございます財政調整基金の残高につきましては、平成28年度末が約19億1,500万円、平成29年度末が約13億2,700万円、平成30年度末が約13億4,700万円でございまして、平成30年度末は微増ではございますけれども、5年ぶりの増加となっております。 次に、財政の弾力性を見る指標でございます経常収支比率についてでございます。 平成28年度が92.6%、平成29年度が94.6%、平成30年度が92.3%となっております。平成30年度は若干の改善となったところでございますけれども、依然として高い数値の状況にございます。 最後に一般会計等が将来負担すべき実質的な負担の標準財政規模に対する比率を表しております将来負担比率につきましては、平成28年度が95.2%、平成29年度が102.7%、平成30年度が81.9%となっております。平成30年度の比率が減少しておりますけれども、この主な要因は、東千葉メディカルセンターの繰越欠損金が千葉県からの追加支援により減少したことが主な要因でございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 再質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 今の答弁で我々も一安心はできませんが、例えば財政調整基金が5年ぶりに増加をしたというか、微増ですが、そういう報告がありました。経常収支率はいずれにしても日本の自治体は、国がプライマリーバランスを自ら崩すような借金が返済22兆円よりも多く32兆円という安倍政権はずっとそういうことをやって、毎年、毎年プライマリーバランスを自ら崩して、地方自治体にしわ寄せするというパターンがいまだに続いていることの中で、経常収支率がこういう状態はなかなか厳しいのかなと思いますけれども、これも若干改善されているというお話がありました。 病院の関係で直接影響を一番受けるのが将来負担率です。これはいっときというのは、平成29年に100%を超えた時期があります。ところが追加支援で圧縮して今の報告があったような89.9%になった。これは国の基準というのはもっと高くて、200%というのがありますが、それから見たら随分楽だと言われますけれども、実際はこの類似団体でいけば、将来負担率は大体平均は20%ですよね。それから見たらかなり重い比重を示しているに加えて、東千葉メディカルセンターの累積赤字が直接的に影響するのが将来負担率であると皆さんの報告で言えばそういうことですよね。100%いったのが80%に圧縮された。だけれども、今回また10億円超える赤字になると、この数字は90%に跳ね上がるという構図を持った危うい財政状況にあろうかと思います。 そこで、今度の予算編成について、厳しい財政状況でありながらも、改善の兆しも見えてくるという、これは一つの私たちの大きな力、支えになるかと思うんですが、そういう意味で今年度の当初予算がどのように編成されたかをお伺いしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 令和2年度の予算編成につきましては、財政面において将来にツケを残さず未来への投資を行えるよう、財政運営の健全性と持続性の維持、確保をするため、令和元年度当初予算に引き続きまして、財政調整基金に頼らない編成としたところでございます。また、国の施策等により、扶助費の大幅な増額が見込まれる状況の中、事業効果や必要性のさらなる検証を行いまして、引き続き既存事業の見直しと経常的経費の削減に取り組んだところでございます。 加えて、相次いだ台風に伴う災害復旧や被災者支援、今後の災害への対策はもとより、きめ細かな市民サービスの充実を図りつつ、市民生活基盤である道路等のインフラの保全や産業振興策を進めることを目指し、事業間のバランスを取ることに重点を置き、編成に取り組んだものでございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 今の答弁でも、私どもは理解する立場で聞いておりました。 いずれにしても、皆さんの言うのと私はいつも違和感を覚えているのは、財政が非常に困難な理由の中に、扶助費というのを皆さんよく言われますよね。扶助費というのは、例えば生活保護でもそうですけれども、4分の3が国で、4分の1が自治体持ちということなのですが、こういう言い方はいろいろと問題があるかもしれませんが、一般的に言われているのは富裕層よりは生活が苦しい方は、生活保護費はほぼ90%は消費すると言われているのですよ。地域経済の原資であるという評価は、これはヨーロッパ、北欧等で実験され、成功している国の在り方でもあると私たちは言っているので、総務省はずっと言っていますから、財政が緊迫しているのは、社会福祉及び扶助費だと、私は扶助費は地域経済の原資であると思っておりますので、これはいろいろ見方があるので、これは一つの見方であるということ、しかも北欧で世界の指標になっているということも一つの現在的な見方と申しておきたいと思います。ただ、この中で台風等々があって、全体の執行予算が作られてきたということも、先ほど新生みらいの清宮議員のやり取りを聞いてもよく分かる話なので、そうだろうと思います。 特にこの予算編成でこれからの地域総合計画に関連しますが、老朽化したインフラというのは避けて通れない。今私たちは少子・高齢化が静かなる有事と言っていますが、もう一方ハード面でいけば、老朽化したインフラをどうするかというのがどうしてもある。 特に市長が財政調整基金で財政規模の10%は何とか確保したいと、決算カードで言えば、東金市の財政規模は123億円ですから、12億円何がしの財政調整基金が目安になるだろうということかと思うんです。それだけでは多くの市民は分からないですよ。 例えば、ここの庁舎、災害本部の一丁目一番地のところが築55年というのは、首都圏、1都3県で最も古い庁舎なのです。震度6で倒壊する庁舎を抱えているのは、東金市が最も危険度が高いというのが1都3県の多くの自治体の職員の中では、一つの都市伝説になっているのです。 そういう意味でいくと、この予算編成を鹿間市長の一つのメッセージに対してもう少し私たちは市民に分かりやすく、この間の台風を見て、1階を見てご覧というから、私は見てびっくりしたのは、1階のところはみんなブルーシートですよ。これが災害本部の庁舎の在り方というのは、もう少し考えなきゃいけないと。 ですから、財政調整基金のため込みは私たちも批判しますけれども、しかしこの老朽化したインフラ含めて、災害本部の一丁目一番地の庁舎の1都3県で最も古い築55年を抱えている東金市は、どう立ち向かうかというメッセージは、予算編成の中で、これからの都市計画の中できちんと据えないと、20年、30年先はいろいろな意味で後悔する現実になっていくだろうと思っております。もう少しこの話を進めたいと思いますが、予算審議でやるので、あとは割愛したいと思います。 ただ、問題は、この財政の基本的な市税の在り方でお聞きしたいのは、市税の所得の種類ということを少しお尋ねしたいと思いますので、まずは個人市民税の決算額における平成26年度、平成30年度比較をお聞きしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 平成26年度と平成30年度の個人市民税現年度分の決算額の比較でご説明いたします。 初めに平成26年度の個人市民税現年度分の決算額は26億3,671万8,081円、同様に平成30年度は27億9,410万4,591円でございまして、1億5,738万6,510円の増となっております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 今の話につけ加えて、個人市民税における平成26年度と平成30年度の納税義務者の数、1人当たりの決算額含めて、その比較をお聞きしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 平成26年度と平成30年度の納税義務者数でございます。 平成26年度の個人市民税の納税義務者数は2万8,076人、また平成30年度は2万9,593人で1,517人の増となっております。1人当たりの比較で申し上げますと、平成26年度は9万3,913円、平成30年度は9万4,417円となっております。1人当たりでは504円の増となっております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 東金市の財政規模というのは、いろいろなシンクタンクを見ても中以上という評価を受けているわけです。この近隣、山武の中でも表現は的確かどうか分かりませんけれども、断トツなのですよ。大体75億円、個人市民税が26億円も断トツ、法人税は5億円前後、今日は資料を持ってお話ししているわけではありませんので、たばこ税が5億円が4億円、若干減りましたけれども、いずれにしても75億円という確固たる個人市民税の基礎に立って予算編成を組まれていることで言えば、あえて聞きたいのは、その75億円中27億円の市民の税金の所得の段階別の人数を比較してお聞きしたいと思います。平成27年と平成30年度、お願いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 課税所得につきましては、税金をかけるため、各所得金額から扶養控除や社会保険料控除などの各種控除額を差し引いた後の所得でございまして、これによってご説明させていただきます。 この課税所得の段階別での人数でございますけれども、まず平成27年度につきましては、300万円以下の課税者数は2万4,521人でございます。また、300万円から700万円まででは3,318人、700万円以上では413人となっております。また、令和元年度のほうで比較させていただきます。令和元年度では300万円以下は2万5,769人、300万円から700万円では3,295人、700万円以上は483人となっております。平成27年度と令和元年度を比較いたしますと、課税所得が300万円以下は1,248人の増、また300万円から700万円では23人の減、700万円以上では70人の増という状況でございまして、合計では1,295人の増という状況でございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) というのが27億円の個人市民税であって、これを今報告の中で私なりにまとめると、300万円以下というのが令和元年で言うと2万5,769人、全体の納入者は2万9,000人です。27億円の税収の中身を言うと、そこを逆算すると87.2%が300万円以下の層なのですよ。300万円から700万円の中間層は11.1%、3,295人、700万円以上、これが483人で0.16%、この報告を聞いていると、300万円以下はこの3年間、4年間で1,248名増えている。700万円以上の方も70名増えています。ところが中間層、300万円から700万円はむしろ微減で減っているわけです。だから、私たちがよく言う二極構造、格差構造、格差固定化というのが東金市の中でも歴然としている状況としてデータで出るわけです。 私が申し上げたいのは、300万円以下が東金市の27億円の財政の87.2%、これは納入者の数です。税金だとまた違ってくるのです。87.2%が納入全体の2万9,000人の中の2万5,000人で87%、700万円以上が483名で0.16%というここの二極構造の中で、全国的に画一的にそうなのですが、格差構造の中で実は税収が賄われているということを考えたときに、この税の在り方は本当に社会福祉レベルでいけば、どういうふうに行政的に考えていくかという一つの材料を提供しているだろうと思っております。 そこで、次にいきたいと思いますが、そういうことを踏まえて、次期総合計画が今議論されています。これも新生みらいのやり取りを聞いて、随分いろいろと勉強させられました。日程については、もうお話があったので、割愛して、地区懇談会でいろいろと市長以下職員の皆さんが市民とのお話を聞取りというか、意見を聞いているので、昨年と今年の意見集約がどういうものであるか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 石渡企画政策部長。 ◎企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 昨年度の地区別懇談会におきましては、東金市の強み、弱み、東金市の将来像という二つのテーマにより意見を頂いたところでございます。 強みといたしましては、豊かな自然環境や災害が少ないこと、千葉東金道路、圏央道があり、東京まで近いなど、弱みといたしましては、働く場所が少ないことや強みをPRする発信力が弱いこと、公共交通が不便なことが挙げられました。 また、将来像につきましては、子育て支援の充実や高齢化社会への対応といった特定の分野に集中して注力したほうがよいのではないかというご意見も挙げられたところでございます。 本年度の地区別懇談会におきましては、基本構想の体系案についてご意見を頂いております。その中で人口減少への対策、企業誘致の方策等、防災体制の強化、東金市独自の施策が必要といった意見が複数の地区から挙げられている状況でございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 今の話で、さきの新生みらいの方のやり取りで大体流れみたいなものは分かる。私などは勉強させられているのですが、強みと弱みという言い方は、総務省がそういうマニュアルみたいなので、全国一斉にそういうことがいろいろなレポートで出ていますから私も読ませてもらいました。 確かに、この強みはそういうことなんだろうなと思いますけれども、私はもう一方で言いたいことは、東金市の強み、他の自治体と差別化するなら、最も今行政的に評価し得る内容は、皆さんが頑張っている中での話ですよ。例えば、健康増進課の特定検診は全国平均よりも千葉県平均よりも上回っているという現実がある。一方で、医療費抑制も例えば人工透析でいけば、毎年、毎年新規で大体十七、八なのがこの間11、12、13と10台前半で収めてきている。これは単純に言えば1人500万円と一般的に言われていますから、これで毎年例えば5人圧縮していれば2,500万円ですよ。10年で2億5,000万円、この流れがずっと健康増進課で実はやられているのです。 これは医療の資源で日本で最も後れたワースト的なレベルの山武地域で、医者も看護師もそうですが、保健師だけは全国平均なのです。山武地域、何も東金市だけではありませんよ。これが市長の言うポテンシャル、一つの潜在的能力を発揮する材料だということだってあると思います。 さらに東金市の差別化で言うなら、中小企業退職共済組合、これは東葛方面は入っていますよ。千葉県54市町村で14ですよ。外房、内房ゼロ、東金市のみがずっと長年やっているのです。東金市で働けば、中小零細、床屋、クリーニング屋でも退職金を夢見て働いている人たちが200人から300人いるのですよ。こういうポテンシャル的な現実も私は目を向けてほしいなと、皆さんの行政の力で54市町村、全国にも比して誇れるものが東金市の職員の中で実際やられているということも目を向けてほしいなと私は思っています。 皆さんの言っていることは、多分いろいろな専門的なデータを持って積み上げているから、多分いろいろなトータルのものが出てくると思うんですが、私は国の批判で申し訳ないんですが、高齢化、少子化といってずっと30年間多額の金をつぎ込んだ政府の1.57ショックから30年過ぎましたよ。1.57から悪化したという言い方はよくないけれども、1.4前後でしょう。国の施策は後退しているのですよ。だけれども、一方では富山県の小さな村は人口1,000人ぐらいが3,000人になったところもある。 ちょっと正確ではありませんけれども、舟橋村とあったかどうか、多分そういう記憶が私昔行ったことがあるものですから、そこが1,000人ぐらいのところが今や3,000人ですよ。平成の合併に反対して小さな村を維持するんだと村長が頑張った。都市部でいけば兵庫県の明石市、市長はいろいろと暴言を吐いて問題になっているのですが、そこは子育て支援に最も集中的に金をかけて人口増をやっているのですよね。 みんな国の方針に逆らっているわけではないんですが、ちょっと異なった立場で展開したところが実は少子・高齢化、あるいは老朽化したインフラに立ち向かっている一つの実例としてあるということも、皆さんの中で我々も一緒に勉強したいので、意見交換したいなと思っています。これは新生みらいの議論の中でほぼ今の現状が言われているかと思うので、ここはそこで終わりたいと思います。 私の質問のもう一つは、台風の被害状況の中で被災者の支援状況、被災者の援助状況がどのような進捗状況にあるかをお尋ねしたいということで質問させていただきます。 まずは、災害救助法に基づく住居の関係の被災者支援の進捗状況をお尋ねしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 岡澤都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡澤茂君) お答えいたします。 住宅に関する被害者支援制度の進捗状況につきまして、住宅の被害程度に応じた制度に分けてご答弁申し上げます。 まず、罹災証明の被害程度が全壊、大規模半壊、半壊の被害を受けた方に対しましては、民間賃貸住宅を借り上げて、被災者に提供する災害救助法に基づく賃貸型応急仮設住宅制度、または市が修理業者に委託し、59万5,000円までの応急修理を実施する災害救助法に基づく応急修理制度がございます。対象となります15世帯のうち、賃貸型応急仮設住宅を利用する方4世帯、応急修理を利用する方4世帯、制度利用の検討中の方1世帯、利用されない方6世帯となっております。 なお、利用されない方につきましては、被災住宅の解体を予定している方や中古住宅を購入する方、またはこれを機に子供世帯へ転居する方がおられました。 次に、罹災証明の被害程度が一部破損で損害割合が10%以上の方に対しましては、市が修理業者に対し30万円までの応急修理を実施し、修理費が150万円を超える場合、最大20万円を上乗せ補助する災害救助法に基づく応急修理に係る支援策の対象拡大制度がございます。 市からご連絡を差し上げました対象となる方26世帯のうち、制度を利用する方22世帯、検討中の方1世帯、制度案内を説明中の方1世帯、利用されない方2世帯となっておりまして、利用しない理由といたしましては、被災住宅を解体する予定のためとなっております。 次に、罹災証明の被害程度が一部破損の損害割合が10%未満で、修理費が30万円以上の方に対しましては、被災住宅修繕緊急支援事業補助金制度といたしまして、修理費の20%、50万円を限度として支給いたす制度でございます。こちらにつきましては、1月7日から受付を開始いたしまして、3月2日現在56世帯を受付いたしまして、支給額の決定に至った案件は45世帯となっております。今年度150世帯、来年度250世帯の合計400世帯を見込んでおります。 最後になりますが、被災住宅に代わって建て替えや購入する方、あるいは被災した住宅を修理する方が金融機関から融資を受けた場合に、借入資金の利子の2%に相当する額を5年間補助する被災者住宅再建資金利子補給補助金制度につきましては、現時点で制度利用者はおりませんが、2名の方からの相談を受けている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 今のお話、本当に復旧は時間が手間暇がかかるといういことと、事務方が一生懸命やっている姿が想像できるかと思うんですね。 これは被災住宅修繕緊急支援事業補助金のところです。補正予算で150世帯、この間の12月です。今度の令和2年の本予算で250世帯ですよね。実際今申し込んでいるのが56世帯と直近の数字が上がって、いわゆる契約完了したのが45世帯、県の統計を見ても大体1割だというんですね。 その原因は何かといったら、発注した事業者が2年先、3年先で計画が立たないということで、様子見というのが圧倒的に多いということは、県の報告もしているし、皆さんのヒアリングでもそういうお話があるのです。 ここは政権もさることながら、県に対しても市長は今市長会に属して、いろいろな方と意見交換をされているだろうと思いますが、これは東日本のときに業者が発注が多くて、なかなか仕事に携わることができない環境の中で、東日本のときは職人を出張費を出して、全国から宿泊費も出してということもあったわけです。そういうこともやらないと、これは400世帯の予算計上をしても、いつ工事着工できるか分からないということで、未執行で終わるということもあり得るわけです。 ですから、この辺を手厚く、復旧、復興はスピード感を持ってやるということですから、今400世帯の予算で、400世帯というのは対象であるという世帯ですね。そこにスピード感を持って完了決裁できるように、国の県の方針をみんなでやっていかないと、これは予算未執行に終わるだろうということです。 それから、これも東金市的に大変大きな課題になった農業施設の関係がどうなっているか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 被災農業者の方を対象とした要望調査につきましては、令和2年1月に受付を完了しております。合計で207名、被災施設等575件の要望を受け付けており、被災施設の内訳はビニールハウス458件、鉄骨ハウス7件、ガラスハウス8件、農業用機械14件、その他格納庫等88件という状況でございます。 現在、要望内容を県とともに精査しておりますが、受け付けた方々を復旧支援事業の対象者として、事業費の総額を6億5,000万円と見込んでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 会議の途中ですが休憩します。          午後2時01分 休憩          午後2時11分 再開 ○議長(小倉治夫君) 再開します。 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 今の答弁で、農業関連施設の様々な進捗状況は分かりました。 いずれにしても考え方でいけば、総額6億5,000万円見込んで、今様々に支援活動をやっていると思うんですが、これはこの災害で離農者を防ぐためにということで、90%は公的資金、10%が言わば農業生産者となって、これは非常に喜ばれている支援事業であることは確かなのですが、実態はどうかというと、資材は発注されて、しかし組立ては労賃はとなると事業者は殺到して、3月までの農繁期まで間に合わないというので、農家の方々が組立てをするという状態が起こって、この9割方の支援が労賃を省くからずっと下がるわけです。対象外なのですよ。 それから、もう一つ問題になっているのは、90%の公的資本は同程度の復旧ですから、特にパイプハウスのパイプの太さが1.9から2.1、同程度の台風が来たら全部倒壊するということなのですね。だから、強靱なとなる。強靱は500万円上積みして50%が言わば支援だとなると、同程度90%、だけれども、もう一歩強靱になれば50%という支援の在り方が農家の被災者の立場に立っていないのではないかということがあるので、これはまた事務方は大変でしょうけれども、いろいろな控除の中で押し上げてほしいと思っておりますので、これは要望です。 次に、福祉の関係で義援金です。 これも全国いろいろ問題になっている。世帯でいくから、個人にいかないんですよ。DVのお父さんたちがいるところが家族にいかないで、東日本の話ですよ。義援金というのがあって、様々問題になったんですが、取りあえず昨年の台風15号、19号、21号に関わる義援金の現状はどうなっているか、お尋ねします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 千葉県の千葉県災害義援金の概要についてお答え申し上げます。 この義援金でございますが、千葉県、日本赤十字社及び共同募金でお預かりした義援金を千葉県災害義援金配分委員会において決定した基準により、被災者の方々に配分させていただくものでございます。配分の対象、基準は令和元年台風第15号、第19号及び10月25日の大雨によるものとされているところでございます。 人的被害としての義援金は、災害で1か月以上の治療が必要な負傷を負われた方15万円、本市において該当はありませんでしたが、亡くなられた方のご遺族に対しては30万円、住家被害につきましては、被災時に住居していた住宅が対象となりますが、市が発行した罹災証明書によるものとされ、全壊は30万円、半壊は15万円、一部損壊は1万円、半壊等で住宅の敷地に被害が出るなど、やむを得ず住宅を全て解体した場合は30万円、本市においては該当はありませんでしたが、床上浸水による一部損壊の被害認定は3万円とされているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) それで、この東金市の義援金支給状況はどうなっているか、お尋ねします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 義援金対象者数、それから申請状況についてお答えを申し上げます。 本市では、罹災証明書を発行した方々に対し、順次千葉県災害義援金の案内をお送りしています。届出に当たりましては、ご来庁のご負担を軽減できるよう、返信用封筒を同封させていただいているところでございます。 3月2日現在、昨日現在の状況をご報告申し上げますと、千葉県災害義援金のご案内の件数は1,388件で、この内訳でございますが、全壊が3件、半壊が12件、一部損壊が1,373件となっております。また、同日現在、受付受理件数でございますが、1,124件、申請率は80.98%でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 80.9%の方が既に手続を終わって、銀行に振り込まれたという理解でいいんですね。あと20%はぜひアポを取ってやっていただきたいと思います。 もう一つこの被災状況で様々な税金の減免がありましたよね。特に固定資産税、都市計画税及びこれは介護保険もあったのかな。 まず、ここで聞きたいのは、都市計画税とか固定資産税の関係、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療保険の減免状況をお聞きしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 台風15号から続く一連の被害に対する減免制度の適用につきましては、固定資産税、都市計画税が10件で減免額5万5,400円、国民健康保険税が2件で減免額10万2,500円、介護保険料が1件で減免額2万1,450円、後期高齢者医療保険料が1件で減免額2,800円という状況です。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) これは手続上は申請主義ではなくて、通知という理解でいいんですか、それとも申請なのか、通知なのか。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 申請でございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) それでは、医療行政のほうに入りたいんですが、まずさっき強みで言った東金市選出の県会議員の事務所には、健康寿命宣言とか何とかありますよね。みんな誰もがそう思っていると思うんですよ。それを行政的にいろいろとやっている今の地域医療行政における特に現状を報告していただきたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) ただいまの議員のご質問、医療費抑制のためにどういう努力をしているのかということでのご答弁をさせていただきます。 国民健康保険事業で実施している保健事業についてお答え申し上げます。 実施内容と成果を幾つか申し上げますと、保険者が法律に基づき実施いたします特定健康診査につきましては、平成30年度の受診率が42.4%、これは先ほど来、議員が県と比較をしての数字をお示しいただきましたが、県の平均はちなみに40.7%でございました。特定保健指導につきましては、動機づけ支援で65%、県は26%でございました。それから、積極的支援で36.5%、この県平均は14.7%でございます。いずれも県平均を上回っている状況でございます。 また、このほかにはジェネリック医薬品普及促進といたしまして、保険証の更新時、あるいは国民健康保険加入の際にパンフレット配布などの取組により、平成31年3月分のシェア率は78.8%となっております。こちらについては、県平均が76.1%ということで、こちらも県平均を上回っているところでございます。 また、糖代謝有所見者を対象といたしまして、糖尿病性腎症等重症化予防教室の「からだ元気塾」、また運動習慣や健康への関心を高め、生活習慣病を予防することが目的の「アリーナ元気塾」を実施しております。このほか医療費通知、重複・頻回受診者に対する訪問指導、それから糖尿病性腎症等重症化予防のための医療機関受診勧奨などを実施して、医療費の抑制に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) さきの議会でも取り上げたんですが、特定健診にしても千葉県は大体40%、全国平均は36%前後です。いずれも超えている内容の成果というのはどういう成果なのか、もう少し具体的に現場の話を聞かせてほしいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 一つの要因、成果の部分については、これも議員が先ほど来触れていただきました健康増進課で実施している特定健診後の保健指導ということにあると考えております。その部分についてお答え申し上げます。 この保健指導でございますが、国が示す対象者だけでなく、本市独自で高血圧、脂質異常症、糖尿病、腎機能などの検査により、医療機関を受診するべきと判定された方には、専門職種が個別に面談して受診勧奨をさせていただいているところでございます。特に高額医療費に直結する透析に関する医療費を抑制するために、対象者の状況に応じて一度の面談だけではなくて、家庭に訪問させていただいて指導を実施しているところでございます。 医療費の抑制効果でございますが、被保険者数の減少や診療報酬等の改定によりまして、単純に比較することはできないのですが、平成29年度と平成30年度の比較で申し上げますと、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞などの循環器系疾患につきましては、被保険者数を考慮して算出した結果、1か月当たりの受診件数は減少しているところでございます。透析につきましては、新規透析導入者数は増加することなく維持できておりまして、総透析者数は年々減少しているところでございます。 これらの疾病は生活習慣に起因するものであって、年齢が高くなるにつれて増加していくものでございますが、本市におきましては、被保険者における高齢者の割合が年々高くなっているにもかかわらず、これらの医療費が抑制できているということは、保健指導の効果も一つの要因であると思われます。 医療費の推移につきまして、様々な背景が関係してきておりますので、引き続き経年的な医療費分析は必要であると考え、努めてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) ということで、この間の国民健康保険の運営協議会に私も参加して、その資料の中に循環器系疾患の医療費の低下が横グラフになっていまして、平成30年4月から10月の7か月分が4億2,000万円、ところが今年度、令和元年4月から10月は3億6,000万円、約15%圧縮しているのですよね。 確かに、被保険者も4%少なくなっているのですが、それを超えて15%圧縮されている事実を見ると、なかなか大変なことを皆さんやっているんだなと思います。そういう地域医療の在り方と最後に東千葉メディカルセンターについてお尋ねしたいんですが、時間も差し迫っているので、結論的な話だけで質問したいと思います。 1つは、県会でもこの間また議論になり始めている事柄で、皆さんにお尋ねしたいんですが、そもそも東千葉メディカルセンターは、県の方針は二次保健医療圏の病院と、もっと正確に言うと、地域で支える病院というのが県の方針で、県は山武夷隅長生17市町村で東金市、九十九里町を除けば15市町村が支援をすると、しかも協定を結ぼうと、開院前の平成26年の3月までやりますということを当時は健康福祉部は懸命にやったんですよ。非常に盛んにこの15市町村に東千葉メディカルセンターの支援を要請した。どこもイエスはもらえなかった。 だけれども、見切り発車で病院は開設された。6年間ずっとたなざらしで、今何を言っているかといったら、地域で支える病院ということは否定はしませんけれども、副知事の答弁は、市民に医療圏の理解を得ることを今考えていますと方向転換したんです。この病院は山武長生夷隅の二次医療圏の地域で支える病院として出発をし、そのことを一貫して知事、副知事、健康福祉部は訴えていたんですよ。ところがこの6年間、それは可能性は低いと見たかどうかは別にして、この努力を怠っているのではないかということについて皆さんどう考えているか、お尋ねします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 県に対して要望提起させていただいた3項目のうちの一つとして、県主導による関係市町村への働きかけといった行動支援を求める旨を掲げまして、これまでにあらゆる機会においての県への働きかけや事務レベルでの意見交換等を重ねてきておりますが、現時点で具体的な行動といったものには至っておりません。 地域の救命救急医療を担い、旧県立東金病院を引き継ぐ形で開設となった東千葉メディカルセンターの運営に当たりましては、県主導による関係市町村への働きかけが不可欠と考えております。そして、県試案に基づき県の認可を経て設立に至った東千葉メディカルセンターでございますので、県として一定の責任の下、対応いただくことを望むものでございます。 市といたしましては、九十九里町と連携を図りながら、県に対して要望を提起した3項目につきまして、引き続き粘り強く働きかけてまいります。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 事務方の言うとおりなのですよ。県は方向転換したということを一度も説明なしで今日に至っているわけです。ですから、健全化会議でしたか、事務方の県との話をしていますね。強く言ってほしいと思います。 それで、その上に立って、これは副市長以下、市長もずっと言っておられる、この病院はとにかくなくてはならない病院というのはこの議会共通の理解だと思いますが、いつどこでこの再建の方向性の判断をするかということなのです。これは県議会で議論になりましたよ。ずっと延々と先送りなのか、それともどこでどういう考え方で見極めするかということを我々は常に問いたいと思います。 時間がありませんけれども、答弁をお願いします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 期限をある程度決めて、一定の目標でというようなご質問かと思いますけれども、中期目標及び中期計画、そしてそれに対する実績が法人としての到達度を測定する一つの物差しとなり、その段階が一つの区切りかと考えております。 また、運転資金が底を突いてしまうような状況が見えてくれば、その段階での対策を迫られるわけですが、設立団体のみで方向性を出すことは非常に難しく、そのような状況下では保健医療計画により、二次保健医療圏を設定した千葉県の力添えなくして解決に至るといったことは非常に厳しいものと捉えております。 それゆえに、昨年度の県からの追加財政支援に係る協議に際しての県に対する三つの要望提起事項に沿った形で県が行動していただくことにより、その方向性が見えてくるものと考えております。 この地域になくてはならない東千葉メディカルセンターにつきまして、どうすれば経営の安定化が図られ、存続させていくことができるのか、法人による経営改善に係る取組と併せ、設立団体としても引き続き関係機関等と協議等を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 今の答弁、それでいいと思うんですよ。物差しは中期計画、いわゆる運転資金が底を突く、あるいは三つの要望についてどこまで成熟していくか、その三つの指標で、ぜひ一つの判断が来たときは判断してほしいと思います。 終わります。 ○議長(小倉治夫君) 以上で社会民主党、水口議員の質問を終わります。 このまま休憩します。          午後2時31分 休憩          午後2時31分 再開 ○議長(小倉治夫君) 再開します。 次に、通告3番、蒼政会、中村議員の質問を許します。 中村議員。     [2番 中村美恵君 登壇] ◆2番(中村美恵君) 皆様こんにちは、蒼政会の中村美恵でございます。 議長のお許しを頂きましたので、市政に関する一般質問を始めさせていただきます。 現在、新型コロナウイルスが日本各地に広がっています。千葉県においても、複数の感染者が確認されました。本市では、郡内に先駆けて感染拡大時に速やかに感染の予防が取れるよう、1月31日に対策本部を設置しております。今後も国・県が発信する情報の収集に努めていただき、そして緊急時には関係部署、機関と正確かつ円滑に情報の共有化を図っていただき、感染の予防に努めていただきたいと思います。 さて、鹿間市長は改革、前進を進められていらっしゃる中で、聖域なき見直しを実施され、財政調整基金に頼らない予算編成を行われました。この後の予算委員会において十分な議論を交わし、審査をさせていただこうと思っています。 改革といえばなのですが、昨年の9月議会、この本会議において要望させていただきました中央公民館の予約申請手続において、大変迅速なご対応を頂きました。すぐに市民の皆様からのアンケート、そしてメール等でのご回答を頂き、そしてご意見を把握された上で改善策を検討した結果、12月15日の広報とうがねでも周知されましたが、令和2年度の1月分の手続、つまり3月分からの使用に関しまして、使用の許可申請書をご提出していただいた上で、使用日を調整する方法で現在混乱なく行われています。 このことに対して、ご利用いただいている皆様方から、今年は暖冬ですが、それでも寒い冬の朝、先着順ということで6時前から並ぶことなく手続が行われ、大変ありがたい、こういったお声が届いております。 改めまして、中央公民館、そして所管の教育部の皆様に深く御礼申し上げます。ありがとうございます。 さて、鹿間市長は次期総合計画の策定に当たり、骨組みとなる基本構想のご説明に今年度も地区別懇談会12か所回られました。私も6か所傍聴させていただき、市民の皆様の生の貴重なご意見をお聞きすることができました。 そこで、1つ思ったことですが、これは地区別懇談会でも出たご意見、特に最後の地区別懇談会で出たご意見と同じなのですけれども、今この基本構想のご説明に当たりまして、人口ビジョン、これは国立社会保障・人口問題研究所のデータを用いてご説明されているのですが、例えばこの次のステップで基本計画となるか、ちょっと分からないのですが、こういった地区別懇談会でご説明に当たるのであれば、そうであるならば、東金市独自の分析データ、人口ビジョンです。それを地区別、また出生数や高齢者数、これをお示しいただいて説明されると、だからこういった施策が必要だ、これをやり遂げなければならない、このようによりご理解を得られるのではないかと、このように思っています。 この国立社会保障・人口問題研究所のデータなのですが、これを駆使して日本の未来を予想されている河合雅司さんという研究者がいらっしゃいます。このことは、この東金市においても、これから起こることと相関関係があります。 例えば日本の喫緊の課題、これを整理して4点挙げるとすると、1つ目は出生者数の減少、そして二つ目は高齢者数の激増、そして三つ目は勤労世代の減少による社会の支え手の不足、そして四つ目といたしまして、これらが互いに絡み合って起きる人口減少です。 さらに具体的な例も挙げていらっしゃいますが、2021年には大量の介護離職が発生し、そして2022年には独り暮らしが本格化する。3分の1が独居世帯で、しかも貧困な高齢者が増えるのではないか。2024年には3人に一人が65歳以上の超高齢大国へと突入し、そして本市の総合計画である2030年にはデパートも、銀行も、また老人ホームも地方から消えるのではないか、こういった予想がされています。 少し大げさかと思われるかもしれませんが、私はこういったことに向き合う、対応する、そういった施策を準備する。そして、その上で市民の皆様に夢を持っていただけるような、そんな東金市の未来予想図を描いていく総合計画をつくっていただきたいと思っています。 私も微力でございますが、皆様とご一緒に市民の皆様に健康と福祉をお届けできるように、今年度も頑張ってまいりたいと思います。 それでは、本日の質問内容を申し上げます。 大項目の1、福祉行政について、中項目の一つ目は高齢者施策について、小項目で健康寿命の延伸に向けた取り組みについて、ロコモ体操の普及について、そして高齢者のごみ出し支援について、続いて中項目の(2)市長の目指す千葉県子育て環境ナンバーワンについて、子育てアプリについて、産後ケアについて、東千葉メディカルセンターでの出産について、幼稚園の預かり保育について、幼稚園の給食について、そして中項目の(3)感染症対策について、新型コロナウイルス感染症について、続いて大項目の2、一般行政について、多文化共生についての外国人相談窓口について、そして城西国際大学の留学生について、以上質問席より質問させていただきます。 よろしくお願いいたします。     [2番 中村美恵君 質問席へ移動] ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) それでは、大項目の1、福祉行政について、まず初めに高齢者施策について順番にお伺いしてまいります。 健康寿命の延伸に向けた取り組みについてからお伺いいたします。 健康寿命とは、健康上の問題点がない状態で、日常生活が制限されることなく送れる年数のことです。現在、日本は国の政策の一つとして健康寿命の延伸に取り組んでいます。本市においても、高齢者の皆様が人生の最後まで元気に健康で楽しく毎日が送れるよう、自分を知ることを大切として、健康維持や病気の早期発見のため、定期健康診断、がん検診など、定期的に健康チェックも呼びかけていることと承知しております。 改めまして、健康寿命の延伸に向けた取り組みについて、第2次とうがね健康プラン21、これではどのような取組を行っているか、まず初めにお伺いします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 健康寿命の延伸のための取組についてお答え申し上げます。 超高齢社会となった現代におきまして、平均寿命を延ばすだけでなく、健康で自立した生活を送ることをできる期間、いわゆる健康寿命を延ばすことは大変重要なことでございます。本市におきましては、若い世代から健康的な生活習慣を確立させ、生活習慣病の発症予防と重症化防止を図るため、第2次とうがね健康プラン21を平成26年3月に策定し、市民の健康づくりを推進しているところでございます。 この健康プランは、生活習慣病予防の健診や保健指導に関する内容のほか六つの分野、具体的には1つには栄養と食生活、二つ目には身体活動と運動、3番目には休養と心の健康、4番目にたばこ、5番目にお酒、6番目に歯の健康、これらにつきまして、健康相談や地区公民館等で行う健康教育を通して推進をしているところでございます。 この健康教育の具体的な内容ですが、例えば栄養の分野ですと、多くの疾患に関与している減塩等をテーマにして実施しております。減塩は若い世代からの食習慣が重要であるため、高校生や大学生を対象に、講話及び調理実習も実施しております。 運動の分野ですと、地域の公民館で実施しているロコモ体操、このほか、ふれあいセンターでは糖尿病予防のためのからだ元気塾、東金アリーナでは協同事業による各種運動教室を開催して、参加される方々の年齢や身体状況に応じて運動を推進しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 再質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ご答弁ありがとうございます。 私もふれあいセンターでのからだ元気塾、これを見学させていただきました。これは筋トレを交えた体操、なかなかハードなものです。特に青竹踏み、これは百均のものなのですが、これが効果抜群です。軽く10分といっても、最初は痛くて大変で、足裏のツボを刺激することで、あらゆる健康メリットが期待できること、これも教えていただき大変勉強になりました。何よりもご参加されている皆様が一生懸命で、健康寿命への意識の高さを感じました。 この意識の高さといえばなのですが、1月26日にこの市役所5階で開催されました市民向け講演会、これは東千葉メディカルセンターの増田センター長をお迎えしての特別講演会でした。地域医療構想と病院の上手なかかり方、このテーマの下、人生100年時代を迎える中、いかに楽しく健康に生きるか、これをお話しくださいました。 これは定員が150名だったんですが、当日は190名と本当にいっぱいの人で、私は5階の会議室があんなに人がいっぱいだったのは初めてだったんですが、しかも休憩ほとんどなしの2時間、しっかり皆さん、高齢者の方がもちろん多かったのですが、メモを取られ、聞き入られていました。健康寿命の延伸に向けた取組、これは今後ますます必要であると、このように感じております。 続いてロコモ体操の普及についてお伺いします。 最初に、東金市ロコモ体操について、現状と取組状況をお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 東金市ロコモ体操の現状と取組状況についてお答え申し上げます。 東金市ロコモ体操は、健康寿命の延伸及び介護予防のための通いの場の創出を目指し、城西国際大学のご協力の下、平成30年9月から市内の2地区、菱沼地区と福俵地区をモデル地区として事業を開始いたしました。週1回1時間程度、歩いて通える場所で、誰でも簡単に行える体操として参加者の方々からは、運動面での身体的効果と併せて、これはそのお声として、週1回仲間と会うのが楽しみで生活に張りが出てきたというようなお声があったり、通いの場や社会参加の場としても大変ご好評を頂いているところでございます。今年度は新たに掘上地区、田中地区でも開始したところでございます。 ロコモ体操の普及については、介護予防講演会や長寿の会等でPRをさせていただき、また、広報とうがねでの募集で引き続き周知を行っているところでございます。また、本年度リーダー養成を目的としたリーダー養成研修について実施したところ、約80名の方にご参加いただいたところでございました。 なお、実施に当たって、地区説明会や住民リーダーとの緊密な連携、市職員による半年間のサポートなどのきめ細やかな支援を行い、市内全地区でのロコモ体操の実施を目標として普及を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) これも9月議会に続いてお聞きしておりますロコモ体操なのですが、現在4地区、菱沼、福俵、掘上、田中地区、いずれも公民館で行われています。私もこのうちの3地区で見学させていただき、実際に一緒にやっています。どなたでもできる無理のない体操、そして歩いて通える場所で週1回程度の実施とあり、ますます皆様張り切って楽しくやられています。 3月1日の東金市広報でも一面でこれをご紹介されておりますが、私もこのロコモ体操サポーターとして何かお手伝いできたらという思いからですが、今、部長のご答弁の中にもありましたリーダー養成研修、これを実際に受けてまいりました。 1月21日と29日の2日間の研修、ロコモ体操を体験、それからリーダーとしての指導ポイント、役割、みっちり勉強してきました。この募集も40名程度だったんですが、2日間で今、部長は80名と言ったんですが、私は延べ121名と思っていたんですが、このご参加がありまして、これも大変活気あふれる研修会でした。 それで、この2日間、これで1コースなのですけれども、修了証書も頂きました。41名なのですが、これです。これが修了証書なのですけれども、41名の方とご一緒にロコモ体操の研修の最後に頂いたんです。 それで、ご一緒に研修を受けられていた皆様、ご自分のお住まい地域でぜひ実施したい、ロコモ体操をやりたいと皆さん口々にさらにおっしゃっているのですけれども、リーダーが現在いない地区で、ご自分が先頭に立ってとなるとなかなか難しいというか、ハードルが高いとおっしゃっていました。 そこで、今後進めていく上で、リーダーがいない地区でも開催できるような支援について、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) ロコモ体操の普及に係る地区への支援についてお答え申し上げます。 東金市ロコモ体操は、住民主体の取組ができるのが特徴でございまして、市職員によるサポート期間6か月の中で、前半はサポートを手厚くして、後半はサポートの頻度を減らして、自主運営つなげられるスケジュールを組んで、取組の支援を行っているところでございます。 また、実施を希望する地区においては、参加希望者の中からリーダーに適した方複数人に理解を求めて、丁寧な指導と併せて、リーダー養成研修等の活用により、地区の方々にとって継続しやすい形での支援を行っております。 なお、実施に当たりまして、課題等がある場合にはご相談を頂き、地域の方々とともに一緒に課題等の解決に向けた支援に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) どうぞよろしくお願いします。 このロコモ体操、体操は私もできるのですけれども、この歌のほうがなかなか覚えられなくて、「ロコもかしこもさびないで」というんですけれども、歌詞を見たいと歌えないんですよね。この前奏がかかると本当に皆様リズムを取られて、生き生きとされているのです。 市民アンケートでも数字が出ているように、日頃の健康増進のための取組、食生活改善や運動など、63.9%の方がしているとのご回答、しかも年齢でも70歳代が73.3%、60歳代が70.3%、80歳以上も66.7%で6割を超え、健康志向の高まりがうかがえる、このような結果となっています。まさに住民主体の通いの場、これから市内全地区に生まれることを期待しています。今後も必要なご支援を引き続きよろしくお願いいたします。 続いて、小項目の③高齢者のごみ出し支援についてお伺いいたします。 現在、本市でも高齢者だけでなく、全ての市民の皆様に誰もが住み慣れた地域や自らが望む場で安心して暮らし続けることのできる地域の実現を目指す地域包括システムの取組、これを最も重要な課題として進めています。 冒頭でも述べさせていただきましたが、これからますます高齢者の、それも女性の独り暮らしが増えていくことが予想されます。そして、家庭のごみを集積場までご自分で持って行くことがなかなか難しい人、これはさらに増えてまいります。 市町村の中には戸別訪問で回収したり、NPOによる生活支援に補助を出したりしているところもありますが、そうした取組を行っているのは全体の23.5%です。財源不足もあって、4分の1以下に留まっているのが現状のようです。ニーズが一段と高まる今後を見据えて、この東金市でも何とかこのごみ出し支援ができないだろうかとの思いから、今回質問しております。 それでは、まず本市のごみ出しの現状について、地区別懇談会でも何度もお聞きしておりますが、市民アンケートでの満足度評価、とても高かったです。ごみの処理、リサイクル、それでは本市のごみ出しの現状についてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 家庭ごみにつきましては、可燃ごみ、瓶類、金属類、缶、ペットボトル、乾電池、蛍光灯類の7分類に分別し、各地区で定められた収集日に指定ごみ袋に入れて、ごみ集積場に搬出していただいております。集積場に排出された家庭ごみは、それぞれルートごとに本市と委託業者で3か年の長期継続契約を締結し、各ごみ集積場より収集してございます。 なお、指定ごみ袋に入らない大きさのものは粗大ごみとなり、東金市外三市町環境クリーンセンターに申込み後、搬入量に応じてごみ処理手数料をお支払いいただく自己搬入、または市内26か所の納付券取扱店で処理手数料納付券をご購入いただき、東金市外三市町環境クリーンセンターの委託業者が搬出先のご自宅前まで回収に伺う戸別収集を行ってございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 粗大ごみについては、ご自宅前まで戸別収集を行ってくださっているとのこと、手続があるのですが、とても親切だと思います。 さて、家庭ごみなのですが、決まった場所、集積場での収集です。繰返しの話になりますが、今後高齢化が進行する中で、単身のご高齢の方のごみ出しが困難になる状況、これが増えてくることが予想されます。本市としても、きめ細やかにしっかりと支援していくことが必要だと考えます。 それでは、当局におかれまして、高齢者のごみ出し支援について、現在どのようなお考えをお持ちでしょうか、高齢者施策をご担当するお立場とごみ収集を担当するお立場、それぞれお答えいただきたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) それでは、いわゆるごみの収集のほうの立場からお答えさせていただきます。 高齢者や障害のある方が住み慣れた地域で充実した日常生活を営むための施策が推進される中、少子・高齢化や核家族化などで家族や近隣住民の手助けが得られず、ごみ出しが困難な状況にある世帯が増加していくものと思われます。 市といたしましては、ごみ出しが困難な方への戸別収集やボランティア団体等による回収は、高齢者等の負担軽減を図ることができる方策の一つと認識しておるものでございます。 現状といたしまして、収集作業の増加による経費の増加や個人情報に関する問題など、課題もありますが、今後は国や他の自治体の動向を注視し、調査、研究してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) それでは、私からは高齢者施策を担当する立場でお答え申し上げます。 国立研究開発法人国立環境研究所によりますと、超高齢化社会の進展や核家族化、地域のつながりの希薄化などを背景として、ごみ出しが困難でありながら必要な支援を受けられない高齢者は今後ますます増えていくことが懸念されておりまして、本市においてもごみ出しが困難になった高齢者の支援は重要な課題であると認識しているところでございます。 高齢者のごみ出し支援は、高齢世帯からのごみ収集を確実にするだけでなく、高齢者の生活の質の向上や見守り、安否確認の機能も持ち合わせている取組であると考えております。現在、高齢者が地域で自立した生活を営めるように、地域全体で支える地域包括ケアシステムの構築、地域共生社会の実現を目指しているところでございまして、生活援助の一環としてボランティア団体によるごみ出しも一部行われているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) 各ご答弁ありがとうございます。 昨年11月29日、高市早苗総務大臣が閣議後の記者会見で表明されたのですが、独り暮らしの要介護者や障害者など、自力でごみを出すことが困難な人に対し、総務省は新たな支援策を実施することに決めた。ごみ出しのサポートを展開している市町村に特別交付税を措置し、それで必要な経費の5割を賄えるようにしていく。このように表明され、今年度分から交付するということでした。 本市においても何とかこのシステムを導入することができないかという考えで、既に行われております千葉県内の自治体を取材してまいりました。船橋市と千葉市です。 まず、船橋市ですが、ふれあい収集事業、これは平成30年10月1日から開始され、ご担当は資源循環課です。対象となる方、独り暮らしで市内在住、幾つかの条件、例えば要介護の1から5の認定を受けているとか、身体障害者手帳2級以上の障害のある方などの条件があるのですが、お電話でのご相談、申込書提出時の手続をされ、ご利用が決定された方は週1回の決められた曜日に収集に来てくださるようです。 そして、このふれあい収集を行うときには、利用者に対し声かけを行います。希望しない利用者については、ごみ出しがなかった場合に限り声かけを行うそうです。この際、利用者から応答がないときは、あらかじめ提出されている連絡先に連絡することになっています。高齢者の見守り、安否確認です。 続いて、千葉市です。こちらは平成26年2月より開始され、平成30年4月1日よりご担当課が収集業務課から高齢福祉課に変更されています。千葉市も自ら家庭ごみをステーションに出すことが困難な高齢者、障害者世帯のごみ出しを行う支援ですが、船橋市との違いは、ごみ出しを行う団体を支援している点です。千葉市では町内自治会、老人クラブ、PTA、地域団体などの非営利活動団体、事前に登録は必要なのですけれども、に対し補助を行っています。補助対象となる活動は、船橋市と同じく、補助対象となる活動に記載される世帯の家庭ごみの週1回以上の収集及びステーションへの排出です。また、希望世帯への声かけも行っています。補助費用、補助金として市から団体へ1世帯当たり月額1,000円を支給しています。現在、40団体がご登録中でご活躍されています。 一体どんなふうにやっているのかと思いまして、今回その中で実際活動されていらっしゃる団体さんの一つ、千葉市美浜区幸町の安心サポートの会にお邪魔してお話を聞いてきました。 最初は重い荷物やごみを運ぶのを手伝ってくれるような団体があればといった住民からの声を受けて、住民同士の支え合いや助け合いを目的としてこの安心サポートの会を立ち上げたそうです。こちらもまた健康寿命まっしぐらで、皆様本当に生き生きとされていて、高齢者の見守り整備は急務であるなど、自分のできること、必要とされていることを実感されていました。東金市においても、このごみ出し支援、そして住民主体の互助のネットワークづくりがとても重要であり、必要だと思います。 鹿間市長、いかがでしょうか、高齢者支援策としてのごみ出し支援、そして地域で高齢者を支える地域づくりについて、改めて要望させていただきますが、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 鹿間市長。 ◎市長(鹿間陸郎君) 高齢者のごみ出し支援や互助のネットワークづくりなど、地域で高齢者を支える地域づくりについてお答え申し上げます。 ごみ出し支援をはじめ、買物や見守り支援などの行政や民間のサービスの手の届きにくい生活上のちょっとした困り事の解決に向けては、近所同士の助け合い、支え合いの地域づくりが必要であると考えております。 本市におきましても、地域包括ケアシステムが目指すべき姿である医療や介護が必要な状態になっても、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを最後まで続けることができるよう、地域の包括的な支援サービスの提供体制の構築につながる地域の支え合いの取組を推進しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。市長どうぞよろしくお願いいたします。 これはあまりお金をかけなくてもできる施策だと思います。まさに地域包括ケアシステム、このごみ出し支援策においては、高齢者支援課、環境保全課、そして地域振興課と連携をしていただいて、そして工夫してお知恵を出し合って、よりよい施策となるように、僣越でございますが、実現に向かって進んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、中項目の(2)市長の目指す千葉県子育て環境ナンバーワンについての子育てアプリについてお伺いします。 12月2日から、山武地域で初となる子育てアプリが試行導入されました。私も実際にスマートフォンで使ってみましたが、子育てをしていく上であったらいいなと思うような非常に便利な機能があるように感じています。なので、たくさんの子育て中の保護者の皆さんに利用してもらいたいと思います。何より、いつでもどこでも必要なときに情報を知ることができます。 そこで、この子育てアプリですが、どのように周知されているのか、また現在の登録者数についてお伺いします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 初めに、子育てアプリの周知方法についてお答えいたします。 周知に当たりましては、広報とうがねや市ホームページだけでなく、保育所、幼稚園をはじめ、私立の保育施設などの保護者の方々に登録用のQRコードが印刷されたこのようなリーフレットをお配りするとともに、市内の医療機関や児童館、図書館など、お子様連れの保護者の方々の目に留まるような施設にポスターなどを掲示して周知を図っているところでございます。また、妊娠届提出時や健診、相談の際には、私ども保健師からも直接PRを行っております。 次に、登録者数の状況でございますが、2月21日現在で339人の方々にご登録を頂いております。 以上でございます。
    ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 実際にこの子育てアプリを利用していただく市民の方々は、情報の流出など、安全性が気になっていらっしゃる方もいると思います。この子育てアプリのデータ保管、この安全性についてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 子育てアプリの個人情報に係るデータ保管の安全性についてお答え申し上げます。 本市の子育てアプリをご利用いただく際には、氏名を使わずにニックネームを、また住所についても郵便番号をご利用いただくなど、必要最低限の情報を登録するに留めるなど、個人情報の取扱いに配慮されているものでございます。また、データの保管につきましても、国際的な、また日本のコンプライアンス基準を満たしたクラウドで保管されておりまして、信頼性は非常に高いものと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。よろしくお願いします。 試行期間も今月で終了し、4月からはいよいよ本格導入に向かうと思いますが、今後どのようにこのアプリを運用していく予定でしょうか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 今後のアプリの運用についてお答えいたします。 本アプリにつきましては、本格導入に向け令和2年度の当初予算に計上させていただいたところでございます。現在の試行実施の中で改善、また充実すべき事項を把握すべく、このご登録いただいた339人の方々に対して、機能面や情報の充実についてアンケート調査を行わせていただいております。今後も定期的にアンケートなどを実施しながら、利用者のニーズを把握しつつ、よりよい、使いやすい子育てアプリとして運用してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 地域の行事、またイベント情報、それから医療情報など、子育てママさんたちに必要な情報発信を引き続きお願いいたします。 続いて、小項目の②産後ケアについてお伺いします。 昨年の6月、9月議会と要望をさせていただきました訪問型産後ケア事業ですが、導入を検討しているということでありましたが、その進捗状況をお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 訪問型産後ケア事業の導入に係る検討状況についてお答え申し上げます。 本市におきましては、平成30年度から出産後間もない時期に家庭等から産後の援助を受けられないなど、事情がある母子に対しまして、医療機関に宿泊をして、育児支援や心理的ケアを行う宿泊型産後ケア事業を実施しているところでございます。 しかしながら、この宿泊型産後ケアは、お母さん1人、お子さん1人ということで利用するために、第2子の場合には利用できないことや育児に不安があり、産後ケアを利用したい方が医療機関よりも安心できる自宅で過ごしたいといったご意見があったことなどから、議員がおっしゃいますとおり、訪問型産後ケア事業の導入について検討してまいりました。 その結果といたしまして、令和2年度からの実施に向けまして、このたび当初予算に計上させていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 令和2年度からは訪問型産後ケア事業も導入していただきますと、宿泊型と併せて産後間もないお母様に対しての手厚い支援の環境がさらに整ってまいりました。この産後ケア事業の利用がきっかけで、育児不安や様々な問題、そして相談先が分かるようになったり、信頼関係ができるようになることを望んでいます。どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、小項目の3、東千葉メディカルセンターでの出産についてお伺いいたします。 東千葉メディカルセンターにおいて出産される方が徐々に増えていることは認識しております。現行の中期計画の最終年度であります令和3年度には400件の分娩件数を目標としており、段階的に増加させていく計画となっていますが、分娩件数のさらなる増加を図っていくには、安心して快適に分娩していただける施設であるというこのPRが重要と考えます。 ホームページのリニューアル、それから病棟内覧会など、幅広い周知をされているとのことですが、認知度がもう少し足りないと思います。内覧会もご存じない方もいらっしゃいますし、情報発信、子育てアプリにもご紹介を頂いて、さらなるPRをお願いしたいと思います。 そして、東金市の地元の市民にもっともっとご利用いただきたいです。地元でこんな近くで最新の設備の整ったこの病院のよさを知っていただくことができれば、これができればもっと分娩件数は増えると思います。東金市の出生数が年間約300人としたら、現在の分娩数約100件ですが、150件、これは目指していただきたいと思います。 その方策としてですが、東金市民が東千葉メディカルセンターで出産した場合、設立団体の市民としてのメリット、これが大きければ東千葉メディカルセンターでの分娩も選択する一つのきっかけになり、分娩数の増加にもつながると考えます。これまでも6月、9月議会と要望させていただいておりますが、東金市民であれば新生児聴覚検査、いわゆるスクリーニング検査、これを無料で行ってくださるとか、または分娩費用が安くなる。東金ママさん価格と言わせていただいているのですが、などのメリットがあれば、さらに東千葉メディカルセンターをご利用いただけるのではないかと思います。 今回も法人に無料のスクリーニング検査、それから独自の分娩費用の助成を要望させていただきます。いかがでしょうか。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 長尾医療担当部長。 ◎医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 現状におきまして設立団体の住民としてのメリットという点では、特別個室の利用を希望される場合は、一般個室との差額料金について2割引といったものがございます。分娩費用の割引、スクリーニング検査の無料による実施につきましては、今後の市の保健行政との兼合いもございますけれども、アンケート調査や様々な事例を研究しながら、求められるサービスの把握に努め、分娩件数の増加に向けた様々な対応策の一つとして、法人と具体的な協議を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 法人と具体的な協議ということですので、具体的に前向きに、まずはどちらか一つでもいいからご検討くださるように重ねてお願いいたします。 続きまして、小項目の④幼稚園の預かり保育について、こちらも9月、12月議会に引き続きお伺いいたします。 それでは、まず初めに市内公立幼稚園の来年度の入園予定の園児数の見込みについてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 来年度の市立幼稚園に入園予定の園児数の見込みにつきましては、3歳児が120名、4歳児が18名、5歳児はゼロで、合計が138名という状況でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) 138名というご答弁ですが、子供の数自体が減っているとは思います。しかし前年度、つまり平成31年度と比べてみますと3歳児が141名から120名、4歳児も25名から来年度は18名とのこと、また5歳児に関しては、両年度ともゼロです。トータルでは28名の減、そして一昨年前と比べると、一昨年が合計207名ですから、69名の減少ということになります。明らかに少子化の波を受けていると思われます。 そして、先ほど部長のご答弁の数も含め、来年度の公立幼稚園、これの全体の園児数の見込みは、総定員が1,020名に対して477名となりますから、来年度の充足率は46.8%とお聞きしております。民間の幼稚園、また公立の保育所と比べ定員を大きく下回っています。このことにつきまして、教育委員会ではどのように分析をされていらっしゃるのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 2月1日現在の園児数で申し上げますと、幼稚園につきましては8園あるということでございます。保育所を100名あまり人数的には上回っている状況ではございますが、幼稚園の定員数ということで申し上げますと、大きく下回っている状況でございます。 市立幼稚園の園児数の減少につきましては、少子化や共働きによる保育需要の高まり、また民間保育施設の整備が進んでいることや幼児教育・保育の無償化などが要因と捉えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。しっかり分析されていらっしゃいます。 今回、総合計画策定に当たって開催されている地区別懇談会でも、子育て支援の充実を、それから子育てしやすい環境整備をと、多くの市民の皆様から生のご意見もお聞きしています。それも高齢者の方が多いです。 それから、市民アンケートでもこのニーズの高さははっきりしています。例えば、まちの各環境度に関する重要度でも、子育て支援は高い評価を受けています。最も高いのは保健医療の充実ですが、この子育てについての質問で、行政に実施してほしい子育て支援事業は、この問いに対しての回答では、これは圧倒的に子育てと仕事が両立できる職場づくり、これなのです。圧倒的です。性別でも男女ともに1位、年齢別でも7階級中5階級で1位、あと二つも3位にランクしています。 このように高いニーズ、高まる保育ニーズに対し、現在公立幼稚園のお帰り時間は午後2時までとなっていますが、無償化のパッケージでもあります預かり保育、また時間の延長はお考えいただけないでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 教育委員会といたしましては、教育の入り口である幼児教育の重要性は強く認識しておるところでございます。 3歳児におきましては、体力面のほか、入園後保護者から慣れ親しんだ家庭から離れ、様々な不安や緊張を抱えていることから、家庭での健やかな成長をお願いし、預かり保育を実施していない状況でございます。郡内のこども園のほうでは、午後3時まで預かっているというケースもございますが、郡内の公立幼稚園で預かり保育を実施している団体はない状況でございます。 東金市におきましては、4・5歳児につきましては、今年度から時間を延長し、4時半まで預かり保育を実施している状況でございますが、議員ご指摘の3歳児の預かり保育につきましては、4・5歳児と比較しまして、心身の発達面において個人差が大きく、一人一人の発達過程を踏まえますと、きめ細やかな対応が必要であることから、現状の幼稚園の人員体制での実施は困難であると考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ご説明ありがとうございます。 9月、12月議会の質問とほとんど同じようなご答弁を頂きました。子育ての保護者は、東金市のママさんたちは今どのようなお気持ちでいらっしゃるか、これがお分かでしょうか。現在インターネット中継をご覧になっているママさんたちは、今のこのご答弁で満足だと、このようにお考えでしょうか。 私が聞いたところによると、保護者は相当にご不満をお持ちです。なぜ今現在、保育園は朝から夕方、晩まで預かってもらえるのに、幼稚園は4時間が適当というのかと何人からも聞いています。これで満足されている保護者はどのぐらいいらっしゃると思われますか、子育てママさんの声を代弁しております。 それでは、次の質問です。幼稚園の給食についてお伺いいたします。 これも引き続きになりますが、3歳児の給食の提供、これまでの10月よりも早めていただくことはできないでしょうか、お考えをお聞かせください。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 醍醐教育部長。 ◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 現在、市立幼稚園の給食につきましては、小学校との親子給食方式での提供となっております。入園したばかりで幼稚園の生活にも慣れていない中で、早々に食習慣まで変化させることによりまして、園児の体に変調を来すことを懸念することやさらには3歳児の発達段階を念頭に置きますと、小学生と同じ食材の大きさや味つけ、塩分量で調理していることなど、園児への影響も加味いたしまして、心身の成長や園での生活に慣れた時期からの提供としているところでございます。 先ほどの3歳児の預かり保育や今回の本質問の給食の提供時期に対するご提案につきましては、多様な保護者の要望に応えるために、選択肢拡大の面からも幼保一体となる認定こども園化を本市といたしましても現在進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ご答弁ありがとうございます。 9月、12月議会とはちょっと前向きなご答弁いただきました。しかしながら、その計画になる前に3歳児の給食についても、4歳・5歳児と同じ早期提供の実施をお願いいたします。できないということなのでしょうが、できる方法を見つけていただきたいと思います。やり方はいろいろあります。 先月、会派視察で静岡県の浜松市と御前崎市に行ってきました。両市とも3歳児の給食は4月からです。浜松市では公立幼稚園で五つの幼稚園が本市と同じ親子給食方式です。ですから、先ほどのご答弁の内容の食中毒、また3歳児への配慮、心身や塩分ということは、これは理由にはならないと思いますので、よろしくお願いいたします。 部長も今おっしゃっておりましたけれども、先ほどの預かり保育、そして給食と子育て世帯からのニーズに対しての課題解決を考えると、部長もおっしゃっておりましたが、幼稚園と保育園を一体化させたこども園、これを一刻も早く設置することが東金市の子育て世帯への支援につながると私は信じております。これは市の財政の健全化にもつながる重要な施策です。少子化、財政難の波を受け、行政がやることは民間ではなし得ないもの、そして行政がやる合理的な理由があるもの、これに限ると思います。限られた財源は有効活用すべきです。 つきましては、幼保再編、こども園の早期設置について、次期総合計画に具体的に盛り込んでいただきたく強く要望いたします。すみません、突然で申し訳ないのですが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 鹿間市長。 ◎市長(鹿間陸郎君) お答えいたします。 子育て支援、認定こども園化への取組につきましては、多種多様な課題が存在いたしますが、子供の立場に立ちまして、引き続き前向きに対応してまいりたいと思っております。 よろしくお願いします。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) 突然すみません、ご答弁ありがとうございます。前向きにどうぞよろしくお願いいたします。要望をさせていただきました。 続きまして、中項目の(3)感染症対策について、新型コロナウイルス感染症についてお伺いいたします。 午前中、新生みらい会派の相京議員からの質問もありましたので、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2月27日、安倍総理が全国の小・中、高校や特別支援学校に対し、来月2日、つまり3月2日から春休みまで臨時休校とするよう要請する方針を明らかにしました。 しかしながら、全国の学校が1か月にわたり閉鎖されるとなると、家庭や社会に及ぶ影響は計り知れません。とりわけ低学年の子がいる共働き家庭には大きな負荷がかかる。そして、子供を一人にしておくわけにはいかない。今まさに感染症と戦っている医療従事者の中にも欠勤を余儀なくされる人が出るでしょう。実際に出ていると聞いております。企業も多くの社員の不在に直面する可能性があり、業務への支障をどこまで抑えられるか、懸念されるところとなっています。 この状況におきまして、東金市教育委員会では2月28日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための政府からの要請を受け、市立の幼稚園及び市立小・中学校の臨時の休業を決定いたしました。ホームページにも出ておりましたが、公立幼稚園の休業というのでは皆さん注目していたので、私も正直びっくりしました。 そこで、初めに臨時休業の決定の経緯についてお伺いいたします。 安倍総理の会見では、幼稚園の休園は言及されていなかったにもかかわらず、休園とすることについて、多くの議論があったと思います。差し支えなければ、教育委員の皆さんからどういったご意見、議論があったのか、お聞かせください。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) 経緯についてお答えいたします。 先月27日に安倍首相より、コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するために、全国一斉の休校通知がマスコミを通して要請されました。 翌日、文部科学省より通知がございまして、この通知を受けましてから市長と協議後、臨時の校長会や園長会を開催して十分検討しました。そして、臨時教育委員会も踏まえまして、教育委員会としましては国からの要請を重く受け止め、小・中学校と公立幼稚園を3月2日から3月24日までの間、臨時一斉休業とすることを教育委員会として決定したところでございます。 この学校、あるいは幼稚園におきましては、様々な論議がなされました。一番多かったのは、なぜ今唐突に、もう少しできないか、あるいは今子供よりも大人の防止のほうが大切ではないかとか、いろいろ出たわけでありますが、要するに今最大の国難であるんだと、そういう国の要請に応じなければならないという結論に至ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 それでは、そういうことで教育委員のご意見もそうだったということですね。その意思決定をされたということですが、2月28日に東金市教育委員会が関係者に通知、ホームページ等で公表した結果を受けて、幼稚園に通うお子さんをお持ちの多くのお母さん、要するにこの週末なのですが、安倍総理の言っていることと違うんではないの、どうして幼稚園まで休業なのなどと疑問の声、困ってしまった。どうしようという相談をこの週末ちょっと受けました。 私は市長にその声をお届けし、幼稚園の開園について要請したところ、早急にご対応いただきまして、心から感謝申し上げます。 そこで、お聞きしますが、幼稚園を開園していただけることとなりまして、大変ありがたいです。経緯と開園に当たり、具体的にどのようなご対応をしていただけるのか、お伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) 先ほどの答弁の中で、小・中学校の校長会と幼稚園園長の臨時会を開いたと最初申し上げましたが、その前に、その通知を受けて、まず市長と協議をしたということをちょっと漏れましたと思いますので、この席でおわびがてら修正お願いしたいと思います。 さて、幼稚園関係でございますが、お答えいたします。 当初文部科学省よりは、幼稚園は一斉休業の要請対象とはされておりませんでしたが、本市におきましては、感染拡大防止の視点から、小・中学校に準じて同様の対応が望ましいものと判断したところでございます。しかしながら、先月28日付の厚生労働省や文部科学省からの要請を受けまして、家庭での保育が困難な園児への対応を勘案しまして、この週末に県内の各自治体の状況などを調査し、また本市におきましても保護者の就労状況などに応じて受け入れる方向で検討を進めてまいりました。 臨時教育委員会会議でも、委員の皆様からもいろいろな意見が出されました。最終的には協議で判断したわけでございますが、それは3月4日から3月13日までは午前8時半から午後4時半まで、3月16日から24日までは午前8時30分から午前11時までの期間、預かり保育を実施することといたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) 本当にありがとうございます。 それでは、小学校の臨時休校に伴いましての学童保育について、感染の予防を留意した上で、本市における学童保育の対応についてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 学童クラブの対応についてお答え申し上げます。 学童クラブは保護者の就労など、保育の必要性のあるお子様をお預かりする施設でございまして、先月27日付で厚生労働省から学校の臨時休業中も原則開所することを求められたことから、児童の放課後の受皿として、ふだんは午後2時半から開設をしているところでございますが、このたびの新型コロナウイルス対策のため、現在学校は休校としておりますので、本日から開設時間を午前8時に早めて開設しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ご対応ありがとうございます。 学童保育の開所に当たって、夏休みなどの長期休暇の開所時間に準じた取扱いをしていただけることに感謝申し上げます。しかしながら、その裏側では支援員、補助員、皆さんの体制を整えることに相当のご苦労があるのではないかと、このようにお聞きしています。 これは先ほど相京議員もおっしゃっておりましたが、学童保育における人的体制を確保するため、子供たちの支援に関する専門家として、学校の先生方に学童保育の運営にご協力いただくとともに、教室内の感染リスクを抑えるために、小学校の空き教室の利用を可能とするなど、オール東金で全庁挙げて子供たちのサポートをしていただきたく、これを要望いたします。 再度教育委員会のお考えをお聞かせください。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 学童保育における預かり時間の拡大を受けまして、教室内の利用人数によっては感染リスクが高まることが想定されることから、利用状況に応じ空き教室を有効に活用できるよう、教育委員会から各小学校に対し要請をいたしました。また、学童保育の運営体制につきましても、こども課と連携し、人員確保のための調整を図っているところでございます。具体的には、各小学校に配置されている特別支援教育支援員の協力を得ることや教職員につきましても必要に応じて対処できるよう、教育委員会より要請したところでございます。 特に相京議員のところでお答えしましたように、昨夜は私のほうから各校長に対しまして、国のほうでも進めているところから、できるだけ教員の支援者役として、あるいは全体の関係だとか、子供たちの行動等に対して、全体指導も含めてお願いをしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。垣根を超えて全庁でオール東金での取組と承りました。このコロナウイルスの感染症に対しては、行政の皆さんは最前線に立ってご対応をよろしくお願いいたします。 それでは、最後に保育所の対応をお聞きいたします。 ○議長(小倉治夫君) 当局の答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(酒井良和君) 本市の公立保育所における児童の受入れ状況についてお答え申し上げます。 公立保育所は学童クラブと同様に、先月27日付で厚生労働省から学校の臨時休業中も保育所は原則開所することが求められましたことから、新型コロナウイルス感染のリスクを極力避けるために、一旦ご家庭での保育をお願いした上で、なおご家庭のご事情により施設へお預けしたいということであれば、お子様をお預かりしているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 本当にこれは国難でありまして、東金市といたしましても、市民の皆さんは本当にご不安だと思いますので、重ねて全庁挙げてのサポートということでよろしくお願いいたします。 以上で私の本日の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小倉治夫君) 以上で蒼政会、中村議員の質問を終わります。 これをもって本日の日程を終了いたします。 本日はこれにて散会いたします。          午後3時32分 散会...